
【1on1】日々のコミュニケーションが1on1の質を高める
実施ポイント
日報をベースに会話
私はチームメンバーを対象に、隔週で30〜60分程度の1on1を実施しています。目的は「成長を促す」ことです。 弊社では、定量面での評価だけではなく、プロセスを重視した定性面での評価を採用しています。このプロセスにおける評価基準に沿って、2週間の間でどういう行動をしたかを振り返り、フィードバックをするのが、会話のベースです。
行動を振り返るため、メンバーには日々どういう行動をとったか、日報を提出してもらっています。私は日報や日々の行動を見ながら、1on1をやる前に自分の中でどういう話をするか、どういうフィードバックをするか、ある程度考えてから臨むようにしています。
日報には「誰々のサポートに入った」「プロジェクトでこういう提案をした」など具体的な行動を記入してもらっています。その行動と、3カ月に一度設定する短期目標を照らし合わせながら、目標に対しての達成度合いなどをフィードバックするのです。この短期目標では「進行中のプロジェクトをどう着地させたいか」など、担当プロジェクトについて、どう行動したいか、どう成長したいか、といった目標が立てられることが多いです。
大切なのは日々のコミュニケーション
1on1を続けていく上で大切にしているのは「日々のコミュニケーション」です。1on1だけで何かを解決しよう、メンバーとコミュニケーションを取ろうとしても限界があります。ですので、日々メンバーの様子、業務の進捗などを観察しておくことが重要となってきます。
小さいことの積み重ねですが、私は朝のあいさつの時の様子、業務中の会話など節々でアンテナを立ててメンバーの様子を見るようにしています。そうすれば、1on1をやる前にメンバーが不安や困りごとを抱えているとわかる可能性が高まりますから。その状態で1on1に臨めば、限られた時間の中で、よりクリティカルな会話ができるようになります。
表情や言動に注意を払う
どうやったら1on1がうまくなっていくか、悩まれる人も多いと思います。私の場合は様々なタイプの人との関わりを重ねることで、メンバーからの相談を受け入れる度量が大きくなってきたように思います。ですので、ある程度は回数を重ね、観察と試行錯誤を繰り返していくことが、納得のいく1on1のためには必要ではないでしょうか。それに加えて自分の場合は、1on1をした日の寝る前に「どうやったらもっとうまく伝わるかなぁ」「あの言葉の時に、一瞬表情が曇ったな」と簡単な振り返りを行っていました。そうした機微を観察できているかを意識することで、少しずつ話し方や接し方は改善されていくのではないでしょうか。
メンバーの視野が広がった瞬間がうれしい
1on1をやっていて成果として感じるのは、メンバーの「視野が広がった」と感じる瞬間です。特に若いメンバーは視野が狭くなりがちで、周囲の多様な考えを想像できない人も多い。それを1on1でフィードバックをしていく中で、若いメンバーが「○○さんにはこういう考えがあるのもわかるけど、自分はこう考えています」と多角的な視点で物事を捉えられるようになった瞬間はマネージャーとしてとてもうれしいですね。







