
成長フェーズに合わせて、サポートする範囲を伝える
仕事でサポートしたほうがいい範囲は、その人の成長フェーズによって変わるものです。
僕は「やってみせるフェーズ」「やり方を支援するフェーズ」「まかせるフェーズ」と、3つにわけて、今相手がどのフェーズにいるのかを見極め、サポートするレベルを変えています。
相手がどのくらいのサポートが必要な状態であるのかを見極めていないと、過剰なサポートをしたり、相手の気持ちに合わない助言をすることがあるからです。
「やってみせるフェーズ」では、僕が1から仕事をやってみせます。その後は、少しづつ挑戦してもらい、ある程度のことができるようになるまで支援します。「やり方を支援するフェーズ」に移行する判断としては、やってみせた仕事に対して質問をします。
例えば、「さっきの商談で、僕がなぜあのような説明をしたのか、理由はわかる?」というように、理解すべきポイントの理解度を把握していきます。理解度がある一定のレベルに達したら、「やりかたを支援するフェーズに入ったからね」と、サポートするレベルを変えるということを本人に説明します。
「まかせるフェーズ」に入っている人は、基本的なスキルは身に付いているので、自走してもらうための強化期間になります。このフェーズを自覚できていれば、こちらからサポートしない理由も理解してもらえます。
注意したほうがいいのは「1カ月後には次のフェーズに入ってほしい」と明確に目標設定してしまうことです。あくまでも、どのレベルでサポートをしていくのかを示すものなので、次のフェーズに移行するための明確な合格基準というものはありません。
過去には目標設定をして、そのレベルに達することができなかった人が、半年後に辞めてしまったという失敗もありました。
その経験から、一人ひとりのその瞬間に合ったものを、無理強いせずに話し合いながら設定することが大事だと考えています。







