事業への関心度合いを広げて仕事の楽しさに気づいてもらう
Action - 現場の実践事例 -

事業への関心度合いを広げて仕事の楽しさに気づいてもらう

若い社員が仕事に慣れるために、私はまず「仕事を振る」ことから始めます。それも、責任の大きい仕事もガンガン振るんです。

なぜなら、仕事はいくら口で教えても、覚えられるものではないと考えているからです。体験して学んでもらうのが1番早い。多少の失敗は、もちろん覚悟の上です。ときに、小さなミスはクライアント様に指摘していただくこともあります。そういう体験も、当人にとってはとても実になるはずです。

そのようにして仕事をガンガン振っていけば、初めは多少辛いかもしれませんが、必ず仕事の仕方を覚えていきます。そうしていくと、いわゆる「仕事を振られた」「やらされている」といった受け身の気持ちから、どんどん「自分が仕事をする」という主体的に仕事に取り組む考えへと変わっていきます

ある程度仕事を覚えるようになってからは、視野を広く持たせるような接し方をします。目の前の仕事だけに限定された思考ではなく、もっと広い、ワンステップ上の世界を考えさせるわけですね。

具体的には、いまの課の売上げを5年後にいくらにするか、という将来構想を描いてもらいます。売上げいくらで、必要な人員は何名か、詳しく考えさせるのです。「え、それって僕の考えることですか?」みたいな反応も来ますから、その考えをまず変えさせてあげます。「もちろん自分で考えることだよ。自分たちの将来なんだから、考えることに意味があるよね」と。

そうして、彼らなりの将来構想を考えてもらったら、弊社の会社全体の構想と突き合わせをさせるんです。例えばうちの会社の5年後の売上げを100%として、そこと照らし合わせると、彼の出した数字が10%だった。「10%でいいの?うちの課ってそんな存在価値でいいの?」と言うと、また考えてくれます。

それを繰り返して、そもそも会社は自分に何を求めているのか、といった形で考えをリードしていくと「自分の中で事業を考えるということは、こういうことなのか」と次第に分かっていくんです。

職場ではいくら「仕事って楽しいよ」と言っても効果的ではありません。楽しくなるために必要なことを問いかけたりして「仕事のことを考えるのって楽しいね」と気づいてもらうアプローチが大事です。

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