
感謝箱制度を効果的に行うコツは「言葉のレター化」と「投稿タイム」
これまでは、個人を対象とした表彰制度がありました。人材理念8ヶ条をもとに、その中から毎月1つテーマを設定し、そのテーマに合う行動をした社員を表彰する制度です。しかし当社はチームで仕事をしているため、そもそも個人表彰はふさわしくない、見直したい、という意見があった中で、それに代わるものとして「感謝箱」制度が生まれました。
これは1カ月を振り返り、些細なことでもいいから、仲間のありがたかった行動を投稿してくださいというものです。月に1度、感謝された人ごとに投稿内容を集計し、投稿された感謝メッセージを1つのレター形式にして給与明細に同封しているんです。
新しいことをすると、たいてい何かネガティブな反応があるものですが、この感謝箱はほぼ全員に喜んでもらえましたね。レターに手作り感や温かみがあり、ほっこりする瞬間が月に1度は訪れるということが好評の背景でしょう。この感謝箱を開始してから、半年が経過しましたが、投稿数は最初から落ちていません。
月の投稿数としては、社員45人で、400件近くになったこともありますね。1人平均は7~8通投稿していると言っていいと思います。
社員の反応として嬉しかったのが、あるグループのマネージャーの言葉です。彼は、この施策を聞いたとき「やらせ感がある、いずれ形骸化するするだろう」と思っていたそうです。ところが、その彼自身に感謝の投稿がたくさん寄せられたんですね。そのときに「そう考えていた自分が恥ずかしい、自分もちゃんと感謝を書こうと思った」と言ってくれました。
経営陣からの感謝の言葉が投稿されるのも社員には好評ですね。ある役員は40通もの感謝の言葉を投稿しています。「いつも陰で支えてくれてありがとう」「あのときこんなフォローをしてくれて感謝しているよ」とかいろいろですが、社員からも嬉しいという声が上がってきています。
ただ、放っておくと締め切り日を忘れてしまいがちです。そこで、「投稿タイム」を設けています。月末に行う全社〆会の後に「今から5分でメッセージを書いてください、終わったら解散」とやるんです。これは効果がありますね。







