「認定証」を前進するきっかけに――エンゲージメント実践認定プログラム「CEEP」で学べる実践力とは?

「認定証」を前進するきっかけに――エンゲージメント実践認定プログラム「CEEP」で学べる実践力とは?

株式会社アトラエ
平木 美紀
平木 美紀
株式会社アトラエ
Engagement Run!Academy講師/Wevoxコミュニティマネージャー

中小企業を中心に数多くの組織開発支援を経験。顧客視点でのwevox活用において、活用事例など豊富な知見を持つ。Engagement Run!Academyでは、講師や交流イベントのファシリテーション、コミュニティ運営などを担当。

古市 亮太
古市 亮太
Engagement Run!Academy講師

大学在学中に俳優を経験後、映画配給会社でIPビジネスに従事。その後、TPIE®︎(Tice Priciples In Excellent)を修了し、プロコーチとして独立。専門分野は、認知心理学・量子力学に基づく「自己効力感(セルフエフィカシー)の向上」、個人の能力開発。Engagement Run!Academyでは、認定プログラム「CEEP」や対象クラスの運営を中心に、メンバーの主体性・セルフリーダーシップを育むサポートに務めている。

2023年8月にEngagement Run!Academyにてリリースされたエンゲージメント実践認定プログラム「CEEP」。エンゲージメント推進者ならではの悩みに寄り添って設計されたプログラムの背景や、Engagement Run!Academyでの学びを加速させるヒントを、講師の2人に伺いました。

エンゲージメントを学び自ら実践することは簡単ではないからこそ、練習の場所が必要

ーエンゲージメント推進活動をする上で大事なポイントとは、どういうところにあるのでしょうか。

平木:まずは、エンゲージメントを学んで理解することと、実際に組織やチームでの活動で活かせるようになることに大きなステップがあります。後者にいけるかどうかが大事なポイントです。よくEngagement Run!Academyでは「マインドセット」「知識」「スキル」をバランスよく育むことが大事だとお伝えしています。この3つを十分に積み重ねて、初めて自信を持ってエンゲージメントの推進に向き合っていただけると思っているので、「知識」だけでは足りないんです。Engagement Run!Academyでも、その点を意識して独自のカリキュラムを提供しています。

古市:エンゲージメントの学びを定着させ、それらを職場で実践することは、簡単ではないと思っています。そこでEngagement Run!Academyでは、インプットとアウトプットを繰り返しながら学びをより定着させることを目的に、参加者同士で意見交換をする場を必ず設けています。自身の学びや考えをシェアし、お互いの組織における実践を報告しあうことで、さらに理解が深まり、言葉が磨かれ、活きた知識となっていくことを目指しています。

平木:ちなみに、Engagement Run!Academyでのアウトプットは、正解がないものが多いので、いかにご自身がどう感じるのか、どう考えるのかを重要視します。Engagement Run!Academyを練習や実験の場としてご利用いただきながら、それぞれの組織に学びを持ち帰ってほしいなと思っています。

ー学ぶには、主体性が求められる場所でもあるのでしょうか。

平木:エンゲージメントについての悩みは、言語化できないものも多いと思います。組織の課題がどこにあるのか、何から取り組んだらよいのか分からなくて悩むことは決して珍しくありません。そうした状況のなかで、初めから主体的に学びを体得しようとするのはかなりハードルが高いと思います。

そこでEngagement Run!Academyでは、全部で60あるクラスのなかから厳選したクラスを受講し、ステップを踏むことのできる「CEEP(シープ)」という認定制度をご用意しています。

短期間で効率的に実践力を身につけることのできるCEEP

ーCEEPについて、具体的に教えてください。

古市:CEEPとは、Certificate of Employee Engagement Practitionerの略で、2023年8月にリリースした「エンゲージメント実践認定プログラム」のことです。何から取り組めばいいか分からない...といった方が、迷うことなく、効率的にエンゲージメント向上に必要な実践力を身につけられるように設計されており、最短3ヶ月(約15時間)で認定証を取得いただけます。

平木:CEEPができる前から、Engagement Run!Academyでは、5つのスキルそれぞれを向上させるためのコースを設計していました。通常、Engagement Run!Academyメンバーの方は、どなたでもご自身にあったコースで自由にクラスを選択することができますが、CEEPは、忙しい中で効率的に利用したい方や、我々が実践に向けて必要だと選定したクラスを集中して受けたい方に向けたプログラムです。CEEPでは、Level.1~3の3段階でプログラムをご用意しており、レベルごとに設けているクラスは5つのスキルとも結びついています。

ーたとえば、Level.1ではどのようなことが学べるのでしょうか。

古市:Level.1では、「自分のエンゲージメントについて説明することができる」状態をゴールに設計しています。これってよく見落とされてしまいがちですが、実はとても重要なポイントなんです。Engagement Run!Academyメンバーの方は、それぞれの組織でエンゲージメントを推進する立場の方ばかりだと思うのですが、そもそもエンゲージメントって何なのか?自分にとってのエンゲージメントとは?といったことを、自分の言葉で説明できるようにならないと、周囲に伝えることがものすごく難しいんです。Level.2、3での学びをより定着させていただくためにも、まずLevel.1ではエンゲージメントについての言語化力を身につけることができるよう設計しています。

ー どのようになると、認定がされるのでしょうか。

古市:CEEPでは、レポートの提出と実践した内容の発表機会を設けています。それらが認定基準を満たしていると、該当のレベルをクリアしたことになります。レポートを通して、クラスで学んだことを振り返りながら言語化し、実践発表の場では、講師や他のアカデミーメンバーに向けて自分の言葉でアウトプットをすることで、より学びが深まり、実践につながるような仕組みになっています。

平木:自分にとってエンゲージメントとは何なのか、ということを、一般論ではなく自分の言葉で話すことが一つの基準にはなっています。また、実践発表をするためには実践したことが求められるので、学んだことを実際の職場で行動に移し、その結果を自分なりに言語化することが重要になります。

言語化や発表の機会が、自信につながる

ー実際にCEEPへエントリーされた方から、反響などはありますか。

古市:自分と向き合う時間が自然と増えるので、そのなかで自分について気づかされることが多くなったといった声をよく聞きます。特にLevel.1を経験された方の中では、そもそもなぜ自分がエンゲージメントに向き合っているのかということについて、CEEPを通してより深められた方が多い印象です。結果的にエンゲージメントのことだけではなく、自己理解や言語化が進むので、ポジティブな循環が生まれているように思います。

平木:もちろんCEEPにエントリーしなくても、Engagement Run!Academyではエンゲージメントについての知識を得たり、マインドセットを育んだりすることはできる環境になっています。そのなかでも、特にCEEPで設けている実践報告クラスでは、Engagement Run!Academyメンバーが誰でも参加できるようになっているので、いろんな方から意見をもらうことができる、貴重な体験をしていただけると思います。ちなみに、Engagement Run!Academyメンバーであれば、実践報告クラスに同じ職場の方と一緒に参加することもできるので、Engagement Run!Academy内外のいろんな方が集まれる機会にもなっています。

古市:特に実践報告クラスでは、参加者同士で「自社でもやってみたいと思った」といったコメントも多く、それが参加者にとっての新たな実践にも繋がっていたり、発表に対して「こういう点で、〇〇さんの強みを感じた」とポジティブなフィードバックが飛び交っていたりして、それが発表者本人の自信を高めるきっかけにもなっています。まさにWin-Winの場が形成されていると感じていますね。

ー講師の立場から、エントリーされた方の変化を実感することもあるのでしょうか。

古市:「自信に繋がった」という声をよく聞いています。自分への自信もそうですし、エンゲージメント推進に向き合うこと自体を自分のなかで肯定や意味づけができるようになることで、自信を持って推進できるようになるのだと思います。

特に、エンゲージメントを推進するにあたって、思うように結果が得られないときや、うまく周りを巻き込むことができないときなどは、このままでいいのかなと不安になりやすいと思います。実際にCEEPにエントリーする方のなかには、自分のやっていることに自信や確信を持ちたいといった悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。そういった方が、CEEPを通してクラスを受講し、内省とアウトプットを自然に繰り返せる環境下で変化し、「これで良いんだ!」と自信をつけていってくださるのはとても嬉しいです。

CEEPで生まれたポジティブな循環が、個人から組織へ

ーCEEPをリリースしてから、Engagement Run!Academy内外での変化があれば教えてください。

平木:通常のクラスでもアウトプットの場は用意されているのですが、個々人が実際の職場でどのような実践をしているかについて、詳細に発表することはあまりなくて。だからこそ、CEEPで設けている実践報告クラスでは、Engagement Run!Academyメンバー個々人が考えていること、実際にやってみたことについてシェアする場にも繋がっているように思います。また他の方の発表を聞いて、自分たちの活動のヒントに繋がったり、勇気をもらえたりされている方も多いですね。

古市:CEEPにエントリーされた方ご自身が変化を体感されていることはもちろんなのですが、その方の上司やチームメンバーから嬉しい声をもらうことも多いです。「〇〇さんってこんなふうにエンゲージメントに向き合っているんだ」「こういうWill(意志)が行動に紐づいているんだ」ということは、なかなか同僚や上司に意図して伝わることって少ないとも思っています。Engagement Run!Academyメンバーだけでなく、その方の変化が組織にも波及している様子をみられたのはとても印象的でした。

ご自身にフィットした、学びのステップを

ーCEEPへのエントリーを迷われてる方に向けて、メッセージをいただけますでしょうか。

古市:学ぶことの楽しさって、できなかったことができるようになっていく過程にもあると思っています。CEEPでは、特にそのステップを着実に実感できるプログラムを用意させていただいています。やってみると意外とできた、実は楽しいかも、という発見もたくさんあると思うので、学びと実践を楽しみながら、どんどんチャレンジしていってみてほしいなと思います。

平木:組織のエンゲージメントを推進していくにあたって、まずはご自身のエンゲージメントを理解する状態、さらには高い状態にないと、周りの皆さんに発信する上で苦しいことも多いかと思います。ですので、まずは自分のエンゲージメントについて話せるようになったり、自分の活動に確信を持てるようになったりすることから始めることが大事です。だからこそ、CEEPのLevel.1ではご自身のエンゲージメントを理解するところから設計しています。CEEPの認定制度は一例ですが、ご自身の課題感に合わせて、Engagement Run!Academy内の制度をうまくご活用いただけたら嬉しいです。

資料を一括ダウンロードする