
「しいたけ」が繋いだ、企業横断型イベントに密着!〜対話が「違い」を「力」に変える〜【ゼネラルパートナーズ ×日本ペイントグループEFE】
今回の訪問は、Wevoxが運営する「Engagement Run! Academy」内で繋がりを持ったゼネラルパートナーズと日本ペイントグループ公式コミュニティ:EFE(Engagement for Employee)の共創イベントのレポートです。
障害のある方向けの総合就職・転職サービスを運営するゼネラルパートナーズと建築、船、自動車など、様々な領域に塗料を通じた価値提供を行う日本ペイントグループ。一見すると何の繋がりもなさそうに見える2社を繋いだのは「しいたけ」+「多様性とエンゲージメント」でした。
菌床しいたけの生産、販売を通して事業を展開しているという話をゼネラルパートナーズの山田さんがコミュニティの中でしたところ、無類のしいたけ好きであるEFEの細山田さんの心をガッチリ。また「事業の担い手は精神障害のあるスタッフ」という点から、多様性とエンゲージメントについてヒントが得られそうだと盛り上がり、ぜひ一緒にイベントをやろうとしいたけドリブンでのイベント開催が決まりました。
そんなイベントにWevoxカスタマーサクセスの私(岩澤)と吉原で同行させていただきました。
※記事の内容は2025年5月のイベント時点のものです。
大人気のしいたけを作る、アスタネって?

アスタネは、ゼネラルパートナーズ直営の菌床しいたけ工場であり、障害福祉サービスのひとつである「就労継続支援A型事業所」として、精神障害者のための新たな雇用モデルをつくることをビジョンとして掲げています。
しかし実はアスタネのしいたけは「障害者が作ったしいたけ」として売っているわけではなく、「おいしいしいたけ」として人気を博しており、アスタネの売り場にしいたけを並べると地域の方々によって即完してしまうほどでした。
今回はその人気の秘密に迫ります。
障害のある方を、「共に働く仲間」として迎え入れる
まずはアスタネの職員(※)である長久保さんよりアスタネの説明と実際の朝会の様子を見せていただきました。
(※支援の対象である方々をスタッフ、スタッフを支える方々を職員といいます。)

一番の特徴としては精神障害者の方々が自分たちで事業を担っている事です。朝会でも1日の作業内容や役割分担、売り上げの確認までをスタッフの方々のみで行うことで当事者意識と主体性を育んでいます。 単に作業をやってもらう場ではなく、スタッフの声に耳を傾け、対話を通じて業務や職場の在り方を一緒につくりあげていく――そんな空気感が印象的です。
繁忙期は収穫量も多く大変な時期ですが、逆に結束力が高まると言います。実際にスタッフの方から「繁忙期は忙しくて大変だけど、売上が上がるから楽しいんだ」という声をもらい、仕事にやりがいを持って働かれていることを感じました。
その結果として2024年度の年間売上は1.3億円を突破し、埼玉県内の「生しいたけ」生産量の6分の1を生産し、年間の生産量では110トンを超えました。
感想として、障害のある方を「支援の対象」ではなく、「共に働く仲間」として迎え入れるアスタネのスタンスが、多様性とエンゲージメントの実践そのもので、それがビジネスの成果につながっていることが素晴らしいなと感じました。
一つひとつを見て判断する、しいたけの収穫

写真を見てみるとわかる通り、一つの菌床に想像以上のしいたけが生えています。しかも菌床に生えているしいたけ全てを取れば良いというわけではないのです。しいたけは裏を見て、軸の部分とかさの部分の繋がり具合を見て、今とるべきなのか、もう少し大きくなってからとるべきなのかを判断します。
サイズもまちまちで、「めちゃくちゃ大きいしいたけが取れた!」「この子はまだ大きくなる」などしいたけと真剣に向き合いながら、収穫をしました。私たちが1人5,6個ほどの菌床をやっとの思いで収穫し終わる時間で、スタッフの方々はこの棚一つ分(数十個の菌床)を取り終わるのだそうです。慣れてくると上から見ただけでとるべきか否かがわかるとのことで、匠の技を感じますね。
収穫後はしいたけを実食!!
しいたけ本来の味を感じるためにオリーブオイルと塩で炒めていただきました。
正直私の父はしいたけが苦手だったので、小さい頃からしいたけと距離をおいてきた私は細山田さんほどの熱量でしいたけを見ていなかったのですが、食べてみると肉厚で臭みもない...!これが味で勝負するしいたけかと感動しました。みんなで食べていたら一瞬でお皿のしいたけがなくなっていました。
(あまりのおいしさに全員がしいたけを購入してそれぞれ家でも美味しくいただきました)
原体験から生まれる、「大切な価値観」
午後はアスタネの職員である原田さんと森田さんから、それぞれの背景や原体験を語りながら、アスタネという職場で「自分らしく」働く理由を語っていただきました。
学生時代のホームレス状態の方に対する支援活動や海外ボランティアの経験から、改めて何を大事にしたいのかを振り返り、それらの体験が今の仕事においても困難を乗り越える原動力になっていることを熱く語る姿が印象に残っています。
お二人とも、困難な状況でも自分なりの視点や価値観を大切にし、「支援する側・される側」という二項対立を超えた人間関係を築いているように思えました。
その後全員で自分自身は働くなかでどんなことにこだわっていて、何にやりがいを感じているのかをワークショップ形式で対話しました。
会社も経験も年齢も違う中で、多様な観点や意見が交わされる素敵な時間でした。

共通する、エンゲージメントへの念い(おもい)
イベントの最後には、EFE、アトラエの代表者がそれぞれの組織文化や課題、挑戦を紹介しました。
僭越ながら私がWevoxチームとして発表を担当。テクノロジーを活用しながら「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンのもと、自分たちで自分たちの会社を創っていくために主体性と共同体感覚を大事にしていること、そのためにどんな取り組みをしているのかを話しました。
EFEの星野さんは、老舗企業だからこその課題や変革への思いを率直に語ってくれました。理想と現場のギャップ、長く働くことで生まれる“慣れ”に対する危機感など、現場のリアルな声が心に響きました。
そしてEFE設立の背景や星野さん自身がどう変わってきたのかも話していただく中で、それぞれ全く違う環境の中で戦っているけれど、同時に似た部分もあることも感じる機会となりました。
両社ともに違う文化を持ちながらも、自分たちの会社をよくしたい、それぞれの社員がやりがいを持って生き生きと働けるようにしたいという共通する思いがありました。
多様な想いが交わる懇親会
イベントの後には懇親会が行われ、家族の話や趣味、日々のちょっとしたことまで、参加者同士でさらに自由に語り合いました。それぞれの環境で全然違う課題と向き合いながら感じていることや気づきの話も盛り上がります。自社の強みや誇りを改めて感じながら、取り入れるべきエッセンスのヒントを掴む時間になりました。

一人ひとりの思いをどう受け止めるか
アスタネの現場、EFE、Wevoxチームのそれぞれの挑戦、そして参加者一人ひとりのストーリーが混じり合い、組織の未来像を共に考える場になった一日でした。
このイベントを通して感じたのは、エンゲージメントは施策や制度だけのものではなく、「一人ひとりの思いをどう受け止めるか」だということ。
「多様性とエンゲージメント」――どちらも“言葉”としては語られ尽くしていますが、実際にそれを形にしていくには、一人ひとりの価値観と想いを引き出す“対話”が必要だと強く感じさせられました。困難を伴ってもあきらめず、粘り強く対話を続けていく姿勢が大事であることを、皆さんが示してくれたように思います。
イベントを実施いただいたゼネラルパートナーズ様と日本ペイントグループEFE様、改めてありがとうございました!
ゼネラルパートナーズ様から、「しいたけ狩り」と「アスタネモデル」のご案内をいただいております。記事を読んで興味を持った方は、ぜひアクションを起こしてみてください!
■しいたけ狩り
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ぜひお気軽にお越しください!(2025年は9月31日までの開催です)
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000222640/
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