
ビロンギングを起点に各社が学び合う——DEIB推進者が集ったコミュニティイベントを開催しました
2025年8月、DEIB(Diversity、 Equity、Inclusion、Belonging)推進を担う企業担当者が集まり、「他社事例共有セミナー」第一弾を開催しました。
本セミナーは、5月に実施されたtype: entry-hyperlink id: 1W00z4lHTcUcKnQs4Wl8e3をきっかけに立ち上がったコミュニティ活動の第一歩です。
金融、製造、エンタメ、ITなど、多様な業種の参加者が、互いの実践を共有し合い、今後の取り組みに活かすことを目的に集まりました。
SBI新生銀行グループさまのDEIB推進事例を紹介
人的資本経営の重要性が高まるなか、多様性とともに「Belonging(ビロンギング /所属感・帰属意識)」への注目が広がっています。今回はそんなBelongingにいち早く取り組んでいる企業をお招きして事例を伺うところからスタートしました。
SBI新生銀行 グループ人事部副部長 兼 ダイバーシティ推進室長の西村氏に、同社のDEIB推進への取り組みと、実際に直面している課題について紹介いただきました。
「挑戦しやすい文化は一朝一夕にはつくれない。小さな取り組みを地道に、継続していくことが大切」
その言葉通り、同社の取り組みは“継続と自分ごと化”を意識したものです。
◼︎DEIB推進の体制
2023年9月、従来の「グループ女性活躍推進委員会」を改組し、「グループD&I委員会」を発足。グループ横断で執行役員を中心に構成される推進体制を整えています。
加えて、組織の固有課題に対応する「D&I組織別部会」を立ち上げ、現場の声を吸い上げる仕組みを強化しています。

◼︎施策例
Women’s Week
国際女性デーにあわせ全従業員が参加可能なアクションイベントを実施。ジェンダー平等への賛同を黄色のアイテムを身に着け表明します。店舗もミモザの花で装飾してお客様をお迎えするなど、全社を巻き込んだ取り組みが恒例となっています。従業員座談会
D&I委員会が主催し、毎月4〜8名の従業員と90分間語り合う場を設置。立ち上げから20回以上実施され、現場の声を経営層に直接届ける貴重な機会となっています。
◼︎課題
推進の過程では、以下のような課題も浮き彫りになりました。
部門間、世代間のギャップによるコミュニケーション不足
女性管理職比率の伸び悩みと、挑戦マインド醸成の必要性
エンゲージメント調査における「やりがい」「成長機会」のスコアが低い
◼︎Belongingへの注目
こうした背景を受け、SBI新生銀行は新中期経営計画に掲げる人的資本経営において初めて「DEIB」を明記し、特にBelongingを重要なテーマとして位置づけました。

その第一歩として、各部会メンバーを対象に90分のDEIBワークショップを実施しました。参加者が自分の言葉でDEIBを理解・体感する形式によって、「机上の施策」ではなく「自分ごと化」につながる手応えを得たといいます。

対話を通して得られた各々の気づき
続いて参加者同士でグループに分かれて、事例を踏まえた対話を行いました。
参加者の皆さんからはこんな意見が出ました。
女性活躍推進は、女性だけの問題ではない。男性の巻き込みが不可欠
やりがいとキャリアを結びつけることで納得感が高まる
発言しやすい風土こそがD&I推進の基盤
会社としてDE&Iにするのか、Belongingまで入れるのか。今の現状ではなく先を見据えた未来を描きながら発信していくことが大事だと気がついた
また、参加者同士の対話の中でホーチキ株式会社さまより、「ミモザイベント」(国際女性デーに男女問わず黄色の花を飾り感謝を伝える活動)が紹介され、シンプルながら共感を広げる有効な取り組みとして注目を集めました。
編集後記
今回のセミナーを通じて浮かび上がったのは、各社それぞれがまだ模索中であること、そして小さな取り組みを地道に続けていくことが大事だということです。施策の大小を問わず、「居場所を感じ、挑戦できる文化づくり」こそが、多様な人材が力を発揮できる組織を形づくる基盤となります。
そして「居場所を感じ、挑戦できる組織」は、今回のような場で得た気づきや、勇気を次の実践へと繋げていくという小さな積み重ねで、育てていくものだと思います。
今後もWevoxチームでは、DEIB推進者の皆さんの実践に繋がるイベントを開催していきます。
執筆:須賀 友子(Wevoxカスタマーサクセス)
Wevoxでは、企業向けにDEIB研修を行っています。
ご興味のある方は、こちらからぜひ気軽にお問い合わせください。
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