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「それ、私が開発したんです!」二社共創イベントで高まった、仕事への誇り【カゴメ ×三菱地所ホテルズ&リゾーツ】

「それ、私が開発したんです!」二社共創イベントで高まった、仕事への誇り【カゴメ ×三菱地所ホテルズ&リゾーツ】

Engagement Run!Academyをきっかけに繋がったカゴメ株式会社の西和田さんと、三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社の水沼さん。お二方の想いが重なり、2025年6月24日(火)に東京にあるカゴメ株式会社の水天宮ビルにて「生きがい」「働きがい」「エンゲージメント」向上を目指す共創イベントが開催されました。

実は西和田さんは、人事部ではなく品質管理部の所属。いち社員として部門を超え、会社を超え、自ら企画される西和田さんを応援するべく、Wevoxカスタマーサクセスの私、竹内もイベントに同行しました。イベントの内容と当日の様子を詳しくご紹介します。

第1部:楽しく自分らしく働くヒントのレクチャーと、個性を食材に例えるワーク

プログラムの冒頭では、西和田さんによるレクチャーからスタート。

書籍『7つの習慣』を参考に、参加者自身の「主体性」と「人生の目標地点」について理解を深めるワークが実施されました。『7つの習慣』は、西和田さんが那須工場勤務時代に、工場長から紹介された書籍の中で特に心に響いた思い出の一冊だそう。

両社の従業員が入り混じった小グループに分かれ、和やかな雰囲気の中、自身の生きがいや働きがいについて内省する時間が設けられました。(カゴメからは、業務用商品を製造している3工場の社員や業務用営業の方々などが参加。三菱地所ホテルズ&リゾーツからは、ホテルの現場で働くシェフやサービス担当の方々が参加されていました。)

特に印象的だったのは、「好きなもの・こと・行動・状態」を書き出して重なりを探り発表し合うワークです。参加者はワークシートに沿って内省を行い、自分のことを説明し合いました。その後で、聞き手側が相手の個性や特性を「○○な食材」に例えるユニークな試みも行われました。

例えば、「シフォンケーキの芯(やわらかいけど芯がある)」「どこまでも手がのびるタコ(360度いろんなことに興味がある)」「地鶏(鶏の中でも、周りに流されない芯の強さを感じる)」「旬の食材を包む春巻き(好奇心旺盛で、色々とチャレンジされつつそれらをモノにして包み込むようだから)」といった、それぞれの個性を表す食材が挙げられました。

ワークを通じて「周囲から見た自分」を知ることで、新たな自己認識を獲得する貴重な機会となっていたようです。食材に例えるの難しいな〜という声が聞こえながらも、笑い声や「おぉ〜なるほど」といった声があちこちから聞こえ、盛り上がりを見せた第1部でした。

第2部:カゴメ商品が美味しい料理に!試食・対話ありの共創クッキングセッション

第2部は、カゴメの業務用商品を使った共創クッキングセッションです。この日の参加者でもある、カゴメの3工場で製造された業務用商品を、三菱地所ホテルズ&リゾーツのシェフがその場で調理。ロイヤルパークホテルで総料理長を務める松山さんをはじめ、プロの技でカゴメの食材が新たな魅力を放つ様子は、参加者一同を魅了しました。

具体的には、KAGOME完熟カットトマトや2種類のトマトケチャップを贅沢に使った「ナポリタン」をはじめ、他にも様々な「トマトづくしの料理」が登場し、最後にはトマトで作られたマカロンがサプライズで振る舞われました!トマトの新たな可能性を感じさせる一品に、会場からは感嘆の声が上がりました。

このクッキングセッションでは、各社の従業員が自身の仕事への熱い想いを再認識する場面が多々見られました。

カゴメの業務用食品を担当されている営業職の方は、試食をしながら「このケチャップは加熱時に入れて、この素材は加熱後に入れるのが決め手なのだな」と、プロの調理工程を熱心に確認し、メモを取る姿が印象的でした。

また総料理長の松山さんがカゴメの商品について「業務用ですが、この商品は素晴らしくて」と熱弁されている横で「それ私が開発しました!」と誇らしげに答える元・開発担当者や、ご自身が製造現場で普段関わっている商品が目の前でプロの手によって調理されていく様子を、嬉しそうに、まるで味わうような表情でご覧になっている工場勤務の社員の方々の姿も非常に印象的でした。

自社製品がプロの手にかけられ、新たな価値を生み出す瞬間に立ち会うことで、双方にとって自身の仕事への誇りを再確認できる場にもなったのではないでしょうか。

また、料理をきっかけとした対話の中で、総料理長の松山さんが「育成について」ご自身の考えを以下のようにお話しする場面もありました。

「個々に合った伝え方が大事だと考えている。現在のレベルが異なる2人がいたとして、各々を同じレベルにまで向上させる必要はなく、レベル4の人は4の力を、6の人は6の力を限りなく発揮してもらえるような関わり方を意識している」

これに対し、カゴメの参加者からは「松山さんの個人を尊重し、個々に合った伝え方をされているのが印象的で、自職場においても個人の持ち味を最大限に活かせるような環境にしていきたいと思いました」「個性は良い悪いではなく特徴であり、お互いを補うことができる、という考え方に感銘を受けましたし、共感しました」といった感想が寄せられました。

また、他の場面で松山さんは日々の業務に対する「捉え方」の重要性を説かれました。

「下処理は地味。たとえばクリスマスで苺をいくつ使ったと思いますか?苺のヘタの下処理をひたすらやる役割の人でも、『こんなにあるよ…』と捉えるのか、『誰よりも綺麗にやるぞ』と捉えるのか。実はこの捉え方の違いが大事。『やらなきゃいけない』ではなく『やるからには何々しよう!』と考えるスタッフはぐんぐん育つ」

カゴメの製造部門の参加者からは、「現場で普段行っている仕事内容の捉え方が変わるきっかけになりました」といった声が聞かれ、自身の仕事を見つめ直すきっかけとなったことが伺えました。

第3部:各自の宣言タイム

イベント全体の集大成として設けられたのが、「各自の宣言タイム」です。

参加者一人ひとりが、今日のイベントをきっかけに「自分のやりたいことと仕事が重なる部分がどこで、そこにどういう気持ちで取り組めそうか?」を自分の言葉で宣言しました。宣言を聞いた他の参加者は、その言葉に対するポジティブなフィードバックを付箋に書き、宣言者の服に直接貼っていくというユニークな形式で、全員が互いに励まし合いました。

時間は限られていましたが、各自が自分の言葉で感じたことや想いを述べ合っており、心がじんわりと熱くなる時間となりました。

参加者の感想

参加された皆さんのアンケートの一部を抜粋させていただきます。職種や会社を超えて、今後につながる気づきの機会となったようです。

自分軸の大切さを再確認できたので、キャリアプランも含め受動的ではなく能動的に動けるよう、より見聞を広げ続けたいです。(Aさん)

生産者の思い、調理人の思いを込めて明日からお客様に接客をしていきたいです。(Bさん)

普段、業務用営業をしておりますが、調理部門の方と同じチームとなり、ホテル現場目線でのお話を普段とは違った立場で伺うことができたのが良かったです。(Cさん)

他社さんとの交流機会はなかなかないので、楽しく参加することができました!工場内の方にもこのような交流会への参加機会が増えるといいなと思いました。(Dさん)

主催者の想いとこれから

カゴメ 西和田さんより

2024年8月に日本ペイントさんと実施した交流会を参考に、今度はカゴメが企画をリードしたい!と考え今回の交流会を企画しました。限られた時間枠の中でのコンテンツ設計や当日の時間管理、さらにはたくさんの社内調整など、多くの課題が浮き彫りになったというのが運営面での率直な感想ですが、伸びしろだと捉え、改善していきたいです!

当日は、初対面のメンバーが自己開示と対話を重ねることでどんどん笑顔になっていき、最後には「自分の生きがいと仕事をどう重ねていくか」を皆さんなりの言葉で語ってくださったことをとても嬉しく思いました。

悩み、言葉を探しながら語ってくださった方もいらっしゃいましたが、考え続けることで必ず明確になっていくのでトライし続けて欲しいです!この場を一緒に作り上げてくださった皆様に感謝申し上げます。

特に三菱地所ホテルズ&リゾーツの水沼さんとカゴメ人事部 福原さん、おかげさまで企画から準備作業までをワクワクしながら進められました。心から感謝です! 

今回の交流会をきっかけにさらに社内外に活動を拡げ、大きなうねりを作り、その結果として多くの組織で働く皆さんの働きがいと生産性を向上させたいです。さらにはこの活動からイノベーションの創出まで繋げたい!!そう本気で考えています。一緒に挑戦してくださる方を、社内外問わずにお待ちしています!

連絡先:Yasushi_Nishiwada▲kagome.co.jp(▲を@に置き換えてください)

三菱地所ホテルズ&リゾーツ 水沼さんより

今回のイベントは、食という共通点を持つカゴメの西和田さんから「働きがい」をテーマにした交流イベントをご提案いただいたことがきっかけで実現しました。社内での調整は多岐にわたりましたが、無事に開催できたこと、そしてご協力いただいたすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

コンテンツの設計や時間配分は、西和田さんのご意向を尊重しつつ、実現可能な範囲で調整を進めました。素晴らしい企画をご準備いただいた西和田さんには、改めて感謝申し上げます。

当日は、内容が盛りだくさんであったため、予定していた時間を超過してしまい、意見交換や最後の宣言の時間をもう少し確保できたらと感じました。参加者アンケートでは「他社との交流が貴重な経験になった」「具体的なフィードバックをもらえた」といった肯定的なご意見が多く寄せられた一方で、「意見交換の時間をもう少し増やしてほしい」という声もいただきました。これらのご意見は、今後の企画に活かしてまいります。

五感を活用したワークショップは、私自身も初めての経験でした。高品質なカゴメ様の製品が、創意工夫によって全く新しい形に変化する様子を目の当たりにし、それぞれの強みが組み合わさることで生まれる相乗効果に感銘を受けました。普段接点のないカゴメの製造部門の方々と、仕事への向き合い方や人生観について語り合えたことは、短い時間ながらも非常に貴重な機会でした。また、今回の準備を通じて自分自身の働きがいを改めて見つめ直すことができたこと、そして西和田さんのように人事部門以外の方が企画するイベントに、遠方の社員も参加できるカゴメ様の企業風土に感銘を受けました。

現在、当社では働きがいのある職場づくりを推進しております。今回の交流会は、そのためのモデルケースとして社内でも共有し、全員がやりがいを持って働ける職場を実現する大きなきっかけになると確信しています。

さいごに

イベントに同行していて、今回のような共創イベントは、職種や部署、さらには企業の枠を超えて、日常業務だけでは得られない「気づき」や「学び」をもたらす貴重な機会であると感じました。参加者の中には、「日常の仕事に対する捉え方が変わった」「自分の心に火がついた」といった声もあり、こうした刺激が、内面の意識変化や行動のきっかけとなっているのだなと感じます。「このような共創の素敵な機会を、1回のイベント的な機会にとどめず、その後の“日常”での意識変化や行動変容へと繋げていきたい」あらためて感じたその想いを大切にしながら、今後もカスタマーサクセスとして伴走していきたいです。

執筆:Wevoxカスタマーサクセス 竹内 有沙

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