自分の経験から”働く意味”を見つける。 自己理解とマイパーパスを探る「2社共創ワークショップ」レポート

自分の経験から”働く意味”を見つける。 自己理解とマイパーパスを探る「2社共創ワークショップ」レポート

今回はEngagement Run!Academyを通じて出会った2社様(三菱ケミカル株式会社様/NECソリューションイノベータ株式会社様)とともに、「マイパーパス」をテーマにした、自己理解ワークショップを開催しました。
企業や部署を越えて集まった参加者が、これまでの経験を振り返りながら、自分の価値観や強みを言語化し、「自分は何を大切にして働きたいのか」を考える時間となりました。対話とワークを通じて自己理解を深める機会となった当日の様子をお届けします。

共創のきっかけ

今回は、企業の垣根を越えた共創の取り組みとして企画されました。
参加企業のメンバー同士で対話を重ねる中で、若手社員の「エンゲージメント」「自分ごと化」「内省と変容の促進」といったテーマにおいて、双方の課題感や関心が非常に近いことが見えてきました。一方で、こうしたテーマに向き合う取り組みは、自社内だけでは視点が固定化しやすく、新しい気づきが生まれにくいという課題も共有されていました。

そこで、社外の視点や対話を通じた“外からの刺激”を取り入れることで、新しい学びや変化のきっかけをつくれないか——そんな両者の想いから、まずトライアルとして共創ワークショップを実施することになりました。

本企画の目的

本ワークショップのゴールは、以下の3つ。

  • 自分の棚卸しを通じて、自己理解を深める

  • 他社との対話を通じて越境学習の面白さを体感する

  • 「マイパーパス」について言語化し、組織のパーパスとの重なりを見出す

日々の業務の中では、仕事を進めることに意識が向きやすく、「自分は何を大切にして働いているのか」をゆっくり考える機会は多くありません。
それゆえに本ワークでは、過去の経験を振り返りながら自分の価値観や強みを言語化し、対話を通じて自己理解の解像度を高める時間を多く取り、内省要素の強い構成で考えられました。(事前課題は下記)

まずは、アイスブレイクから

冒頭は、今回の企画を主催したお二方(三菱ケミカル株式会社の野尻さん、NECソリューションイノベータ株式会社の鈴木さん)による背景共有から。
両者は、社内でエンゲージメント向上や組織づくりに関わる活動を推進しており、社員同士の関係性向上や働きがい向上の取り組みを実践されています。
「社外の視点を取り入れながら学び合う場をつくりたい」という主催側の想いを共有され、会場も真剣な空気に包まれました。

そして、アイスブレイクへ。小グループに分かれての自己紹介タイムから。
(自己紹介のテーマも「お名前/ざっくり仕事内容/出身地とそこの特徴」と初対面でも盛り上がるユニークな内容でした!)

ワーク①:モヤモヤ吐き出し

頭が整理できてない段階で、いきなり深い内省をするのは、なかなか難しいですよね。
ということで、まずは参加者の仕事・プライベートを含めた、「目の前のお悩み」を吐き出すワークを実施。「お仕事や日常生活の中で感じている小さなストレスや違和感」を自由に書き出していただきました。

書き出された内容からは、

  • 目的が不明確な会議が多い

  • 仕事の勉強が追いつかない

  • 将来のキャリアのイメージが持てない

  • 自分の強みが分からない

といった率直な声が挙がりました。

こういった形で「悩み(課題)」を切り分けず、とにかくすベて場に出してみることで、
これからのワークが、書き出した中のどの課題と接続していそうか、どの課題の解消ヒントとなり得るか、という部分をメタ認知することにも繋がった様子。
(主催メンバーのきめ細やかな気配りを感じる、素敵な足場がけワークだと思いました!)

そして、各グループに分かれて内容のシェア。お互いのフィードバックタイムです。

普段はなかなか言葉にする機会のない感情を共有することで、
場の空気が一気に和らぎ、「自分だけではない」という共感が生まれていきました。
自分のことを誰かに聞いてもらい、違った視点からポジティブフィードバックをもらう。
この瞬間の「気づき」やそれによる「心地よさ」はまさに、対話ならではの体験ですね。

事前ワークの内容をシェア

今回のワークは事前課題として「ポジ・ネガワーク」を実施いただきました。
参加者はこれまでの経験を振り返り、これまでの人生の中で、

  • 嬉しかった出来事

  • 悩ましかった出来事

のTOP3をそれぞれ整理。

  • 何が起きたのか(出来事)

  • なぜ印象に残ったのか(理由)

を具体的に深掘り、言語化することで、自分の価値観や意欲の源泉を見つけることが目的です。

当日はこの事前ワークをもとにグループごとにシェアをしていきました。ここまでのセッションにより自己開示しやすい空気が出来上がったところで、

  • 自分はどんな場面でやりがいを感じるのか

  • どんな環境で悩みやすいのか

  • そこに共通する価値観や強みは何か

といった観点で対話が深まり、徐々に参加者の中で次のワークに向けた整理がついてきた様子。
お互いの背景やナラティブを共有し合うことで、
自分でも気づいていなかった価値観を言語化されていた参加者も。

ワーク②:「マイパーパス」を言語化する

いよいよ、後半のワークでは、自分の強みや経験をもとに「マイパーパス(自分の存在意義)」を言語化。ワークでは次のようなステップで進みました。

  1. 自分が伸ばしたい強みを考える

  2. それを象徴するエピソードを振り返る

  3. 自分がどのような価値を発揮したいのか言語化する

完成度の高い答えを出すことよりも、

  • 対話を通じて考えを深めること

  • 自己理解の解像度を高めること

を大切にしながら、主催のお二方による丁寧なファシリテーションにより場が深まっていきました。そして、参加者同士でシェア、フィードバックタイム。

対話の中で生まれた気づき

最後に、ワークを通じた感想の全体シェアタイムです。
多くの気づきが生まれていました。

  • 自分では当たり前だと思っていた経験が、他者から見ると強みだった

  • ネガティブに捉えていた出来事が、自分の価値観を知るヒントになった

  • 人に話すことで、考えが整理されていく感覚を得られた

異なるバックグラウンドを持つ参加者同士だからこそ、
新しい視点や言葉が生まれ、自己理解が深まっていく様子がとても印象的でした!

越境学習により、つながりと自己理解を深める

今回のワークショップを通じて、「自分を理解すること」と「他者との対話」が、キャリアやマイパーパスを考えるうえで大きなヒントになることを改めて実感しました。
今後もこうした学びと対話の場を通じて、働く一人ひとりが自分らしいキャリアを考えるきっかけを提供していきたいと思います。

参加された皆さんの感想

参加いただいた皆さんのアンケートの一部を抜粋させていただきます。
ほんの一部に過ぎませんが、各自が色々と学びを持ち帰っていただけたようです。

他社のメンバーがいることで、自社の状況や文化を前提として話すのではなく、自分の言葉で説明する必要がありました。その中で改めて自身や周囲の状況がどうなっているのかを言語化し、再認識することができました。3月からキャリア面談が行われるので、その前にキャリアについて対話を通じて考える機会が得られて大変有意義な時間となりました。ありがとうございました。(Aさん)

社外の人とコミュニケーションが取れる機会・場に参加できたことで、様々な思いや目的で参加された方のお話が聞けて、とても有意義な時間が過ごせました。また、似たようなイベントに参加したいです。ありがとうございました。(Bさん)

ワークショップを開催していただきありがとうございました。普段、周りの友人や同僚に悩みを打ち明けることが少ないので、貴重な機会になりました。また、自分の悩みを言語化すると同時に、他の人がどんな悩みを抱えているのかを知る機会にもなり、普段関わりの少ない方と対話できたことがとても良かったです。(Cさん)

他社の同年代の方がこんなに集まる機会はなかなかないと思うので、色々な視点や考えを共有できたのは参加した価値がありました。ありがとうございました。(Dさん)

異なる業界、職種の若手メンバーで仕事やキャリアのことについて話す機会、悩みを共有する機会、交流する機会が貴重なので、まずはこういった機会を設けていただいたこと自体に意味があったと思います!自分のキャリアのことで気づけなかったことにも気づけましたし、普段知ることのない方とお話し、今後もつながりたいと思える人と出会えたことが何よりよかったことです!(Eさん)

Engagement Run!Academyでは、今後も様々なイベントを企画してまいります。

現在メンバーも募集していますので、ご興味のある方はこちらのページをご参照ください!

執筆:古市 亮太(Engagement Run!Academy講師)

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