チームメンバーの心を動かす「日常的な声掛けの大切さ」は、共に学ぶ仲間が教えてくれた【Engagement Run!参加事例】

チームメンバーの心を動かす「日常的な声掛けの大切さ」は、共に学ぶ仲間が教えてくれた【Engagement Run!参加事例】

応用地質株式会社
寺田 悠祐 氏
寺田 悠祐 氏
応用地質株式会社
社会インフラ事業部 技術部

2005年に技術職として入社。2012年~2016年に営業企画関連業務に携わるも、2017年に技術職へ復帰。2020年よりグループリーダー。

中村 克 氏
中村 克 氏
応用地質株式会社
エネルギー事業部 地質地盤部

1997年に技術職として入社し中国支社に配属、2006年からエネルギー事業部に。これまで2回出向し、2021年よりグループリーダー。

臼元 直仁 氏
臼元 直仁 氏
応用地質株式会社
東京営業所

1998年に技術職として入社。2018年から営業職へ、2021年から東京営業所長。

エンゲージメントや組織づくりに関する知識、ノウハウを学べるオンラインアカデミー「Engagement Run!」。2020年12月の開校以降、数多くの受講生がEngagement Run!での学びや経験をもとに、それぞれの会社で組織づくりの活性化に取り組んでいます。今回は地盤を診てサステナブルな未来を築く・応用地質株式会社の「Engagement Run!」を通じた取り組みを紹介します。

同社は2021年11月より、手挙げで組織づくり活動への意思表示をしたマネージャーを「モデルチームリーダー」と呼び、「Engagement Run!」の参加を通じてエンゲージメントを高めるマネジメントに取り組んでいます。今回はその中から3名のマネージャーに集まってもらい、「Engagement Run!」のことやチームマネジメントについて話してもらいました。

講義を受けるだけでなく、「他社との交流」の中にもたくさんの学びがある

―皆さんのチームでは、「賞賛するコミュニケーションの増加」や「チームをテーマにした議論の活性化」といった変化が、Wevox活用やオンラインアカデミー「Engagement Run!」での学びを通じて起きたと伺っています。今日はそれぞれがマネージャーとしてどのような取り組みをしたのか、どのような点を意識しているのかを教えてください。

寺田:はい、お願いします。

―貴社では、チームづくりに積極的に取り組みたいチームリーダーを募り、Engagement Run!へ参加していただいています。そして、手を挙げたチームリーダーがいるチームを「モデルチーム」と称し、会社全体への活動の波及も行おうとしているそうですね。まずは、そんなチームリーダーにお三方が手を挙げた理由を教えてください。

寺田:私はもともと、どうすれば部下のやる気が上がるのか関心がありました。ただ、正直いうと、チームリーダーの募集を見たときは「忙しいし、大変そうだからやめよう」と思ったんです。でも事業部長が背中を押してくれて、今ではチームにもいい変化が起きて「手を挙げて良かった」と感じています。少しでも関心があれば、とりあえずやってみることが重要だと感じました。

中村:実は私も似ていて、仕事が忙しかったので迷っていたのですが、自分の中の「前向きスイッチ」が入っていた日に勢いで手を挙げちゃったんです(笑)。とはいえ、もともとどう振る舞ったら部下との関係性が作れるのか知りたいという欲求はあったので、1つの学問分野を見てやろうという気持ちで学ぶことにしました。そうしたら「これは面白いな」って。

臼元:私は、それまでのWevoxのスコアを見ていても、チームはそんなにエンゲージメントは低くないと感じていました。ただ、私が所属する部署は20代前半と40代後半のメンバーが多いこともあり、自分としては子どもくらい歳が離れた人と気分良く仕事をして成果を挙げるにはどうすべきかを考えていました。そのきっかけにできると思い、「Engagement Run!」で学ぼうと思ったんです。

―参加してみていかがですか?

中村:受講して良かったのは、クラスでの学び以外に、他社の人たちと色々と話せるところ。インプットできることが多いですよね。

臼元:学びに来ている他社の人たちとの交流は、気付きになりますよね。

中村:クラスの時間内でZoomのブレイクアウトルーム機能を使って、他社の参加メンバーと交流できる時間があり、あれこれ質問したりはするようにしています。皆さんが自社でどのようなことをしているのか、取り組み内容などが聞けるのはすごく参考になりますね。全然違う仕事をしている人でも、話の中に普遍的なものがあったりするんですよね。

寺田:業種は違っても、悩みどころは一緒なんだと気付けたり。

臼元:社内はもちろん、社会の中ではいろんな考えの人たちと仕事をしないといけないわけで、業界も年齢も考えも違う人たちと話ができるというのは、貴重な場だと思っています。

―印象的なクラス(講義)はありますか?

臼元:クラスでいうと、私は「チームの課題を発見するおばけワークショップを実践する」が印象に残っていますね。組織の課題を27種類の「おばけ」に見立てて、特徴や対策が学べるのですが、解消法を自分なりに試したりしました。

寺田:私も「おばけ」の考え方は参考にしています。Engagement Run!での気付きって、普段全く考えていないことをいっぱいインプットできたというよりは、ぼんやりと考えていたことが「やっぱりそうだったんだな」と実感できたり、「みんなそうなのか」と気付けるのがいいなあと思っているんです。

Engagement Run!クラスより
Engagement Run!クラスより

臼元:オンラインであっても、ライブ感がある学びの場だというのもいいですよね。その瞬間しか感じられない生々しさがあるし、得た学びも「すぐにやってみよう」という気になるんです。

寺田:あと、Engagement Run!のメリットとしては、定期的にクラスへの参加がスケジューリングされることだと思っています。本を読んで勉強しようと思っても、忙しいと後回しにしてしまいがちですが、クラスへの予定を入れてしまってとりあえず受けるという方法は、実は良い方法だと考えていますね。

中村:それはありますね。チームメンバーとか周囲に対して「今からEngagement Run!があるから、ちょっとごめんね」とうまく調整したりすることも、組織のエンゲージメントを高めるために必要なプロセスの1つかなと感じています。

チーム内におけるコミュニケーションの質と量が変わってきた

―Engagement Run!に参加したことで、皆さん自身やチームに何か変化はありましたか?

中村:以前から多少はやってはいたんですが、メンバーへの「声掛け」を意図的に増やすようになりました。他社の方が「短くてもいいからコミュニケーションは増やしたほうがいい」と話していたのを参考にしています。やっぱり皆さんおっしゃるのは、「エンゲージメントは一朝一夕で上がるものではない」ということ。そもそもWevoxのスコアを上げるのが目的ではなく、これをきっかけにメンバー同士が考える習慣をつけるとか、目線を揃えるとか、そういうものにしていこうと考えるようになりました。

臼元:私は、最初にWevoxのスコアを見たときに、「それまでにやってきたことがそれなりに現れているな」と感じたんです。同時に、やってなかったことはスコアも低いと実感しました。Engagement Run!を受けて色々な話を聞いたことで、やっぱりスコアが低いところに着目して上げていかないと、もっと良い組織にはできないと考えるようになりましたね。

寺田:私は、それまでに漠然と抱いていたエンゲージメントへの思いがより強くなっていきました。その結果、「エンゲージメントを上げるための取り組みは重要だから継続しよう」とあらためて思うことができたんです。自分自身のちょっとした変化でいうと、マネージャーとして「倫理的に正しいこと」をメンバーにちゃんと発信していくことが大事だと考えるようになりましたね。

臼元:それはどういうことですか?

寺田:例えば、すごく忙しい時期に「今は忙しいけど、みんなが少しでも早く帰れるよう、状況をよくしていきたいと思っているんだ」と伝えるだけで、メンバーに「そうなんだ。もっと仕事しろって思ってないんだ」とわかってもらえるんです。昭和親父の「愛していると言わない」ではないですが(笑)、「当たり前じゃん」ということも、ちゃんと言っていくことが大事なんですよね。

中村:それは本当にそうですね。

寺田:そういうちょっとしたことが、エンゲージメントに大きな影響を与えるんだということに気付かされました。

臼元:大事ですよね。私もメンバーと1対1で話すことが多くなりましたし、チーム全体でもチャットのやりとりが増えています。Wevoxのスコアに対しても意見が出てくることが多くなっていますし、スコアが低かった原因を考えたり、取り組みについて意見し合ったりできるようになったので、明らかにコミュニケーションの質と量は変わりました。

中村:私のチームでは月に1回、グループでワークショップを始めたんです。エンゲージメントについてだったり、チームで仕事をする意味だったり、皆で30分から1時間程度話すんですが、感想を聞くと「言語化することで意識が高まった」と話すメンバーが多いんです。何のためにやっているかも含めて、みんなが理解して行動につなげてくれているのが嬉しいですよね。

オンラインだからこそできる「賞賛」の仕方とは?

―すでにいくつか話に出てますが、「Engagement Run!」での学びをきっかけに新たに始めた取り組みがあれば教えてください。

寺田:私も中村さんのように、グループでディスカッションの時間を設けるようにしました。アイデアは副リーダーが出してくれたんですが、少人数に分けると1人がたくさん話せるのでので、グループ分けして行っています。

中村:どんなテーマの話をしているんですか?

寺田:「スコアが低い理由を考えてみよう」とか、「全社と比べてみてどうか」みたいな話で最初はやっていたんですが、毎週やっているのでだんだんネタがなくなってきて(笑)。最近はメンバーのほうから「うちの会社のいいところを話そう」みたいな感じでアイディアを出してもらったりしてやってますね。内容はともかく、何かしらの思いを吐き出すことで、自分もチームの一員だということを実感してくれているようで、それが良かったなと思っています。

臼元:うちは、ちょっとしたことなんですが、コミュニケーションツール「Teams」の中に「賞賛」というステッカーがあるので、それを使っています。うちはずっと「賞賛」のスコアが低いのが課題だったのですが、それを他社さんに相談したところ、そういったコミュニケーション方法を教えてもらったんです。私だけがやるのではなく、メンバー全員が使うことで「他の人もそう思ってくれているんだ」と気付けるツールなので、すごく役に立ってます。

中村:皆さん色々やってますね! 私はワークショップの一環でEngagement Run!で教わったエンゲージメントスキルがわかるワークを活用してディスカッションし、メンバーのエンゲージメントスキルの理解度をはかっています。これからしばらく定点観測していくことで、意識や理解度の変化を追っていこうと思っているんです。あとは、先ほど臼元さんから承認の話がありましたが、私自身は画面の中でリアクションを取るようにしているんです。何かマークを出したり、リアクションすることで、オンラインでのコミュニケーションであっても承認する気持ちを伝えられればと思っています。そこはかなり意識してやっていますね。

リーダーの学びがチームの状況を好転させる

―そうした施策を通じて、実際のスコアや組織エンゲージメントはどんな風に変化し始めましたか?

中村:私のところはWevoxの回答率が上がりましたね。最初は60%くらいだったのが、今は80%越えで安定しています。スコアについては、全社的にはあまり高くない「挑戦する風土」が、私のチームは高いんです。そこが私たちの特性だと捉えて、しっかり伸ばしていこうという話はしていますね。

寺田:私のチームでは、短期間でものすごくスコアが上がったんです。ただ、これについてはWevoxに対する印象の変化が現れたものではないかと分析しているんです。最初は、会社の指示で「なんだかわからないものが始まった」と敵視していたはずなんです。

そうした状態だったのが、モデルチームになったのを機に私の方から何のためにやるものかをしっかり説明し、みんなが腹落ちするところまで進むことができました。そのうえで施策が走ることで、Wevoxとの向き合い方や組織づくりに対する意識が変わったみたいです。結果的にスコアが上がったことは、メンバーたちは喜んでいますね。

臼元:寺田さんのチームは何のスコアが高いんでしたっけ?

寺田:私のチームは「人間関係」と「支援」ですね。一方で「理念」が低いんです。これについては会社が考えていることを私がメンバーに伝えきれていないからだと反省していて、今後の課題だと捉えています。

臼元:それでいうと、私のチームは「理念」や「経営戦略」が高いんです。私自身の考え方として、会社に集っているのだからこそ、経営方針や理念をちゃんと理解したうえでそれぞれが動くことが大事だと思っているんです。それを伝えるためにも、規範を毎週私の方で読んで解説するようにしています。それがスコアにも現れて、チームの強みになっているんじゃないかと思います。

中村:リーダーの取り組みがちゃんとスコアに反映されるのは面白いですよね。

臼元:それは間違いないですよね。リーダーの学び次第でチームの状況を好転させられるのがWevoxの良さだと思います。だからEngagement Run!も含めて価値があると思います。

中村:なるほど。確かに、Wevoxによって行動の裏付けが体系的にできるんですよね。「笑顔で対応するといいのはこういう理由からだ」みたいなことが腹落ちできるので、誰もが実践できるようになる。そこをしっかり補強してくれるのがEngagement Run!なので、学んで良かったですね。

寺田:会社が楽しくないと辛いですし、楽しめれば仕事も頑張れますよね。そのためにどうするか、それがエンゲージメント活動だと思うんです。Engagement Run!での学びをメンバーに還元することで、チーム内でのエンゲージメントの比重が高まったというか、みんなが「これが重要だよね」と思えるようになりました。それはチームにとってはもちろん、自分自身にとってもすごく良かったなあと感じています。

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