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組織づくりは「熱量ある仲間」がいるから持続する——若手主体で進めるエンゲージメント活動の裏側【Teamwork Sessionレポート】

組織づくりは「熱量ある仲間」がいるから持続する——若手主体で進めるエンゲージメント活動の裏側【Teamwork Sessionレポート】

戸田建設株式会社
尾登 剛氏
尾登 剛氏
戸田建設株式会社
イノベーション本部 イノベーション推進統轄部 戦略サポート部 課長

2001年に新卒で三菱グループ内の企業に入社。環境管理業務や経営企画業務などに従事したのち、2022年に戸田建設へ。イノベーション本部 環境ソリューション部にて環境事業に従事したのち、2024年3月より現職。環境ソリューション部時代よりエンゲージメント活動の事務局を務めている。

内村 有花氏
内村 有花氏
戸田建設株式会社
イノベーション本部 イノベーション推進統轄部 管理企画部

2019年に戸田建設入社。東京支店にて作業所事務、その後本社総務部、人事部にて新卒採用を担当したのち、2024年より現部署へ。主業務としてイノベーション本部の業務の総務的側面からの支援を担当しながら、エンゲージメント活動の事務局を務めている。

原田 玲奈氏
原田 玲奈氏
戸田建設株式会社
イノベーション本部 イノベーション推進統轄部 管理企画部

2022年に戸田建設入社。大阪支店にて1年半、建設・開発現場の事務機能を担う作業所事務を、その後半年間は支店内の建築管理グループにて事務を担当。2024年より現部署に異動し、同社が進めている持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進する「社会活動委員会」の事務局業務を主に担当。その一環としてエンゲージメント活動の事務局も務めている。

2023年5月からWevoxを導入し「ワクワクしながら創造的に働ける会社」を目指す活動に取り組んでいる戸田建設株式会社イノベーション本部。どのような経緯で活動を始め、若手メンバーが主体となった組織づくりを進めているのか、その具体的な歩みと得られた学びを共有いただきました。

尾登: 本日は、私尾登と、一緒に活動を進めてくれている若手の原田さん、内村さんの3名でお話しさせていただきます。まず、原田さんから自己紹介をお願いします。

原田: はい、戸田建設イノベーション本部管理企画部の原田と申します。好きな食べ物は餃子と唐揚げとパンです。茶色いものは全部美味しいと思っています。本日は皆さんとセッションをさせていただき、社内の取り組みを対外的にご紹介したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

尾登: 続いて、内村さんお願いします。

内村: はい、内村と申します。原田と同じ管理企画部に所属しております。好きな食べ物は蟹と梅干しです。大切にしている価値観は「素直でいること」です。他の方の言葉を素直に受け止めることと、自分にも素直でいることを大切にしています。よろしくお願いいたします。

尾登: ありがとうございます。最後に私は尾登と申します。戦略サポート部という、経営戦略周りのことを担当する部署におります。好きな食べ物はクロワッサンです。今日はここ2年ちょっとで進めてきた活動を私から前半お話して、後半は若手二人に、若手が主体で進めている取り組みについて話してもらいます。二人が生み出すイノベーションに期待してお話しできればと思います。

はじめに、簡単に会社の概要をご紹介します。戸田建設は1881年創業で、140年以上の歴史がある建設会社です。建物やトンネル、橋梁などのインフラ、最近では洋上風力発電なども手掛けています。連結で約7000名弱の会社規模です。直近の売上高は、建築事業が約6割弱で基幹事業となっており、土木事業が2割、残りが投資開発や洋上風力などの戦略事業です。

「毎日コンクリートばかり…」社員の声から見えた課題と活動の原点

尾登: 本日私達は、全社の活動をお話しするわけではありません。社長直轄本部の中で、特にイノベーション本部という研究開発や新しい分野を担う部署での活動についてお話しします。全社的な活動はまた別で進められていますが、私たちは先進的に会社の一歩先を進めるような活動をしている部署という位置づけで聞いていただければと思います。

活動の始まりは2022年度です。私は三菱系のメーカーから戸田建設に移ってきました。同時期に入社した顧問の小出さんと一緒に、当時イノベーション本部長だった戸田守道さんに、「一番困っていることは何ですか?」と伺う機会がありました。守道さんの困りごとは、「当社で人生の価値を高められず、不幸な形で退職してしまう社員がいること」でした。人材は流動化していますが、会社と個人の関係が悪化して不幸に離職するケースは減らしてほしい、と。そして、「ワクワク働いている社員を増やしたい」という思いをお聞きしました。

尾登:そこで、小出さんと一緒に社員インタビューを行いました。現場勤務の社員の方からは「毎日コンクリートばかり打って、自分は何をしているんだろう」という声や、若い人からは「やりたいことや夢は特にありません」といった声が聞かれました。

いろいろな方の話を聴く中で、パンデミックを経てコミュニケーションが不足しているのではないかという仮説にたどり着きました。Wevoxを導入する際、守道さんの言葉にあった「ワクワクしながら働ける組織」を目指すことを、活動のセンターピン(中心軸)として据え、活動をスタートしました。

早速、コミュニケーション不足の対策として、当時の本部長である守道さんと若手・中堅が軽食をとりながら話す座談会形式の対話の場を設けました。また、Wevoxチームに紹介いただいた「価値観ワークシート」をみんなで実施するなど、いろいろと話す機会を作っていきました。長崎県五島市の洋上風力の現場まで行って、このワークシートをやったりもしました。

「ワクワクしながら働ける組織」を目指す取り組み— 戦略サポート部設立、他部門支援、新本社へ引っ越し、他社交流

尾登:また、イノベーション本部主導で社内ベンチャープログラムもスタートし、並行して活動を進めました。社内ベンチャーの審査に通らなかった方を対象に小出さんの「起業家予備軍養成スクール」も開催しました。しかし、5回ほど開催する中で、最初20人いた参加者が最後は1人になってしまい、閉校の形で終わった失敗施策もあります。

そんな中、戦略サポート部という部署が新設されました。洋上風力事業の戦略を練り直す必要があり、私が経営企画畑にいた経験から、戦略策定のサポートをすることになりました。Wevoxのサーベイ項目にも「事業戦略への納得感」がありますが、社員が戦略を見ていなければ納得感も何もありません。トップと経営企画部門が組織改革を推進していたこともあり、戦略を作ったら社員にもそれを戦略ブックという形で見せるように改革が進みました。こうして一般の社員も自社の経営戦略が分かるような会社に、1年ほどかけて変わっていきました。

尾登:イノベーション本部でのWevoxや対話ツールを使った活動が知られるようになると、他の本部や支店からも「うちでも教えてほしい」という話が出てきました。そこで、イノベーション本部の下でWevox導入のトライアルをサポートし、他の支店や本部を元気にする活動も推進チームで行ってきました。

尾登:続いて、アンバサダー活動です。手挙げ制で「エンゲージメント活動を推進したい」と言ってくれる方が社内にも何名か出てきました。私と小出さんがWevoxのアカデミー(Engagement Run!Academy)で学んだ「智慧の車座」や「ジョブクラフティング」といったワークを、自分たちで楽しむだけでなく、会社に持ち帰ってファシリテーションしました。さらに、参加者にも自分の部署で実践してもらうことにチャレンジしました。

また、戸田建設は現在「TODA BUILDING」という新しいビルに入っています。アフターコロナで「オフィス不要論」も出る中、ゼネコンが造る本社として、「行きたくなるオフィスとは?」「明日オフィスで何しよう?」と考えられるような、働く場所のあり方からコンセプト設計されています。自社のミュージアムもあり、家族を招待して自分の仕事を見せるような企画も総務部門が開催しており、新本社への引越しはエンゲージメントの向上に繋がっていると思います。

尾登:新しい本社ができたので、アトラエさんのWevoxチームにセミナーをお願いし、講師の平井さんにお越しいただきました。オンライン含めて200名以上が集まり、前半の初級編に加え、後半は事前に当社の管理職の悩みを平井さんにぶつけ、それに答えていただく実践的なアドバンス編のセミナーにしたため、非常に腹落ち感のある内容で、大変好評でした。その時の動画はアーカイブとして社内でいつでも見られるようにしており、当社のストックになっていると感じます。

さらに、アトラエさんの「エンゲージメントダンス」のコンセプトにも近い、Wevoxユーザー同士の交流会をTODA BUILDINGで2025年3月に開催しました。建物とミュージアムのツアー後、当社の活動を紹介しつつ、集まった推進者の皆さんと「持続性・再現性のある活動にするにはどうすればよいか」といった実際の悩みをワールドカフェ形式で対話しました。短時間で多くの方と話せる形式で、最後は懇親会まで行い、アンケート結果から参加者の皆様にはそれなりに満足いただけたかと思います。

尾登:そのワールドカフェで、「活動が持続するためには?」という問いに対し、「尾登チルドレンを増やし、組織づくりの活動を魅力的でやりたいと自然に思ってもらえるように育てる」と書いてくれた方がいました。まさに今日後半に話してくれる若手二人も、私が学んだことを一緒に学び、次世代推進者としてメキメキ育ってくれている最中だと感じており、大事なポイントだと考えています。

アトラエさんとの交流会の後、今年度からは若手企画だけでなく、若手と役員なども含めてオープンに対話する「オープンカフェ」を実施しました。ここであらためてポイントとしたのが、「議論」と「対話」は違うということです。短時間で結論を出す「議論(ディスカッション)」ばかりでなく、結論は出なくてもお互いの理解や関係性を深める「対話(ダイアログ)」も大事にしよう、というのが最近の活動の軸です。オープンカフェも「結論が出なくてもいいから、考えていることを話し合いましょう」というコンセプトで、お酒や軽食ありで実施しました。経営戦略(戦略ブック)と経営方針を「自分ごと化」するにはどうすればよいか、といった真面目な話を若手と役員が混じって、腹を割って話しています。

他社さんとの交流会も行っており、Wevoxチームから同じ建設・不動産業界でWevoxを当社よりも早くから使われている先輩企業の応用地質株式会社さんをご紹介いただき、合同で若手交流会を開催しました。2回目となる交流会を先月実施し、当日はキャリア構築や達成感、働く環境について両社の若手社員同士で話しました。応用地質さんから若いメンバーが来てくれるということで、当社も若手中心で参加しました。

ちょうど若手企画で「キャリアや生き方をデザインして話してみる」という企画を準備していたので、それを応用地質さんとの交流会で試してみました。私たちが自作した「キャリアデザインシート」を宿題として事前に書いてきてもらい、当日はその内容について対話しました。応用地質さんのアンケートでは満足度10を付けてくれる方も多く、満足度の高い交流会ができたと思っています。

若手主体で推進する「若手組織づくりラボ」

尾登: 私からは以上です。この後は若手の企画を中心に、内村さんと原田さんにお話ししてもらいます。

内村: はい、ここから私たちの方で説明させていただきます。私たちは今、若手組織づくりラボ(通称:WAKATE Labo)という企画を推進しています。始動したのが2025年の2月頃で約8ヶ月が経ちました。この企画を始めたきっかけや活動内容をご紹介します。

それでは、最初のきっかけを原田さんから説明してもらいます。

原田: はい。まず、当社は風土が縦割り気味で、なかなか横のつながりを作りにくい現状がありました。イノベーション本部も二つの統轄部(技術開発統轄部とイノベーション推進統轄部)に分かれています。さらに、技術部門は筑波に、事業部門は本社である東京にあるという立地的な問題からも、横のつながりを作るきっかけがあまりありませんでした。

そこで、まずイノベーション本部内で横のつながりを作ろうと、このラボを発足させました。20代・30代は社会人の基礎をつくる年代ですし、同じようなワークスタイルでの悩みもあると考え、つながるメリットがあると思いました。

ラボは「今しか過ごせない時を大切に」というビジョンを掲げ、2月にはまずお互いの部署紹介や、「自分の影響の輪」「働く意義」を考える場作りをしました。その後は、懇親会を開催し、参加者の皆様と仲良くなれました。事後にアンケートを実施した結果、反響が非常によく、「ぜひ続けてほしい」という意見が多かったため、今年度から本部予算をいただき、1年間の企画として本格的に始動しました。

内村: 最初の企画はイノベーション本部内だけでしたが、ここからは同じオフィス12階のフロアにいる戦略事業本部と東京支店も巻き込んで、フロア全体でやっていこうということになりました。それに伴い、一緒に企画を考えるコアメンバーも増やそうと、私たちからお声がけしました。イノベーション本部から7名、東京支店から2名、戦略事業本部から2名の計11名にコアメンバーになってもらいました。

第1回の開催に向けては、コアメンバーで隔週ぐらいで打ち合わせを重ねました。テーマやワーク、若手が参加したくなる企画は何か、など、なかなか決まらず、多くの打ち合わせを重ねて第1回を迎えました。同じフロアの若手に案内し、約40名が参加してくれました。テーマは「自部門が抱える課題と、それに対して自身が取り組める解決策」としました。所属部署をバラバラにしたグループを組み、ホワイトボードを使って意見交換し、最後にグループ代表者が共有するワールドカフェの形で進めました。

内村: グループワークの最後には懇親会を開催し、軽食やドリンクを楽しみながら交流しました。普段なかなか他の部門の方とコミュニケーションを取る機会がないので、すごく良い交流の場になったと思います。この時もアンケートを取り、満足度の高い結果となりました。特に多かった声は「次回はキャリアについて扱ってほしい」というものでした。将来像の共有や、同年代のキャリア観について意見交換したいという声が多かったため、次の企画はキャリアをテーマに開催する流れになっています。この会の後、イノベーション本部の役員の方々には、若手からの生の声として「今の若い人たちはこういうことを考えています」とお届けしました。

原田: 第二回は、10月30日にキャリアをテーマにしたワークを実施予定で、現状30名ほどが参加予定です。先ほどの応用地質さんとの交流会で使ったキャリアデザインシートを、尾登さんのサポートも受けながら、私たちコアメンバーで一から作りました。11名もいると視点や意見が違い、一つのワークを決めるだけでもすごく時間がかかりましたが、なんとか間に合わせることができました。応用地質さんとの試行でも反響が良かったので、来週もこれで頑張ってみようと意見が落ち着いています。

内村: このように、来週の第2回に向けて最後の打ち合わせを重ねているところです。原田さん、実際に推進してみて大変だったことや工夫したことはありますか。

原田: そうですね、最初2月の時は、私と尾登さんで「やってみよう」と始めました。その時のコアメンバーは実質私一人だったので、決めるのはすんなり進んだと思います。ただ、今はコアメンバー11名で一緒にやっており、「多様性って難しいな」と痛感しています。考え方や意見が全然バラバラなので、それをまとめるのがすごく大変でした。工夫した点としては、絶対的なリーダーを作らず、会議ごとにファシリテーション担当や司会進行、書記などを交代で決めていきました。11名の年次もバラバラですが、2年目の人が先輩を相手にファシリテーションをやるなど、良い経験とトレーニングになっていると思います。

内村: コアメンバーの一人ひとりが主体的にやってくれていますよね。

あとは、尾登さんをはじめ、周りに相談できる方がいるのはすごく大きいと思います。つまずいた時に「どうしましょう」と気軽に相談し、アドバイスをいただける環境が身近にあったので、ここまで来れたと思っています。

以上、若手企画についてご説明しました。尾登さんにお戻しします。

効率よりも「熱量ある仲間」——「会社のWillと個人のWillを重ねる未来」へ

尾登: はい、ありがとうございます。では最後に、私からまとめと今後の展望をお話しします。

ここまで2年ちょっと活動してきて、エンゲージメントや組織づくりの活動は「効率優先」や「管理的思考」では解決しない活動だと感じています。だからこそ、持続性や再現性のあるやり方が必要です。

もう一つ気づいたのは、若手の企画もそうですが、熱量のある「チェンジエージェント」、つまり仲間が必要だということです。仏教用語でいう「僧伽(サンガ)」のような、熱量ある人で集まった集合体が必要だと感じました。また、先ほどのキャリアデザインの話にもありましたが、今は自分自身で働く意義を見出す時代なのだと非常に強く感じています。

尾登: 会社の「Will(意志)」である経営戦略と、従業員・社員の「Will」が重なる部分を作っていけるような戦略を設計・実行していくことができれば、社員がより主体的に、共同体感覚を持って一つのベクトルに進んでいけると考えています。

また、今の若手コアメンバーのような次世代のチェンジエージェントを増やしていくことも大事です。そして、私たちはイノベーション本部という新しいことをやらせてもらえる部署ですが、やはり現場の最前線で利益を出してくれている事業部門の現場まで、こうした取り組みの良いところは還流させなければなりません。今後も支店や他の本部への支援はしっかりやっていく必要があると思っています。

これで戸田建設の発表を終わります。


ここからは、TeamworkSession開催時に寄せられた質問と、戸田建設の皆さまからいただいた回答をご紹介します。

Q.若手の方を集めて活動されたとのことですが、最初はどのようにして集めたのでしょうか。

A.原田: もともと戦略サポート部と管理企画部でエンゲージメントサーベイの集計や振り返り会を実施しており、エンゲージメントに関してはいろいろ取り組んでいました。ただ、私自身が以前、違う支店にいた時に、なかなか若手が主体的に活動したり、意見が通ったりすることがないなと感じていました。イノベーション本部は比較的、先進的にいろいろなことに取り組んでいる本部なので、そうした活動をやってみたいと尾登さんに相談してみました。すると、「やってみようか」ということになり、まずは第0回WAKATE Laboを試してみました。その時の反響が非常に良かったので、アンケートのコメントの中で特に内容に熱意を感じるものを見つけ、「この人なら一緒に手伝ってくれそうだ」という若手メンバーに目星をつけて、声をかけたというのが経緯です。

Q.若手のコアメンバーを招集し、隔週で次回の企画などを練るとなると、結構な工数がかかるのではないかと感じました。参加する方々は、本来の業務とは別に、この取り組みに関する評価が設定されているのでしょうか。

A. 尾登: ここ2年ほどで、「経営戦略の柱となる部分を、自分たちの部署の年度実行計画に反映し、落とし込むこと」そして、「その実行計画のKPIを、個人の目標管理にも落とし込むこと」という仕組みで運用をしています。そのため、全社戦略や人財戦略上で重要な人的資本経営関連の取り組みを、自身の目標管理の中に「エンゲージメント」や「若手組織づくり企画」といった他社貢献項目として入れることで、評価対象となります。

他の部署から「ラボ」に参加しているコアメンバーの方々に対しては、業務として参画してもらえるよう、私などが、参加メンバーの部署の管理者の方々に個別にアプローチと調整をしています。

「若手同士のネットワークを作る、こういった企画に部門の壁を越えて協力してもらえませんか?」と事前に話を通して合意することで、若手たちが安心してつながれる、という構造になっています。

Q.発表を聞いていて、「エンゲージメント」という言葉がほとんど出てこなかったように思います。取り組みの中で意図的にそういった言葉を出さないようにされているのでしょうか?

A.尾登: 言葉については、まさにおっしゃる通りです。「エンゲージメント」や、「スコア」がどうこうという話は、あえてしないようにしています。そうではなく、「チーム力を高めようよ」とか「関係性を良くしようよ」といった言葉を使っています。

最初のコンセプトにあった「ワクワクしながら働ける」という部分を、私たちが一番大事にしたい軸だと考えていますので、「エンゲージメント」のような横文字で表現するよりも、より具体的に、皆さんが活動を受け入れやすい言葉で話す方が良いだろうと考えています。

「若手組織づくりラボ」という名称も、「エンゲージメント」という言葉はほとんど使っていません。「組織づくり」というのは、きっと激しい時代の変化に対応し、学習しつづけながらこれからもずっと続いていく、終わりのないものだと思います。これからの当社・社会を支えていく若手が自分たちで、人生の主人公となって組織を作っていけるように、という思いを込めて、原田さんと私で最初にこの名前を付けました。

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