
エンゲージメント推進活動では、論理だけではなく、「身体性」と「記憶」を意識しよう!【Weコラム-みんなで考える組織づくり- #5】
このコラムでは、Wevoxやエンゲージメントをテーマに、これまで私達が蓄積してきた知見や考えを皆さんに伝えます。ぜひ、チーム作り・組織作り・組織開発の際の参考にしてください!
Wevoxカスタマーサクセス/Engagement Run!Academy講師の平井です。
エンゲージメント推進活動における大切な要素とは?
エンゲージメント推進活動がうまく行っていないチームに限って、 どうすればいいのかという知識や、納得させるためのロジックを重視する会社が多いイメージがあります。
気をつけてほしい事は、「論理」や「知識」は確かに大切な要素ではありますが、一方で「身体性」や「記憶」というキーワードをエンゲージメント活動の中でどれぐらい意識できているのかということに着目してほしいということです。
大切な要素①「身体性」
「身体性」とは、体に感じる熱意や感情、活力や没入感など、言葉でどんなに説明しても 体験しなければわからないことを指します。
例えば、そもそもエンゲージメントが高い人には、熱意・活力・没頭を感じると言われていますが、そもそもそれが体感としてわからない人には、どんなに説明をしてもわかってもらえません。
それらを感じているときの感情、例えば喜怒哀楽は、「やったー!」と 心から感じたときに、興奮と、幸福感と一種の気持ちよさのようなものや、「悔しい!」という 泣きたくなるような感覚や、自分や相手に対する怒りというものを同時に感じているはずです。
しかし、身体性を伴う活動が減れば減るほど、具体的には無味無臭の仕事をこなしているだけでは、その体験はもうかなり過去の記憶になるので、呼び起こすことができなくなってきます。
お客様の振り返りの様子を見ていると、「なぜ、こんなにも感情を出さずにできるのか?」と思うことがありますが、本人にはもうその感情を出す能力さえも消えてしまっているのかもしれません。もしくはプライベートでは出しているその感情を仕事の場ではモードを変えて押し殺しているのかもしれません。
エンゲージメントが理解されにくい原因には、このような言葉で説明できない部分が存在しているということ、それは体験を通じて復活させなければならないということをよく理解する必要があると思います。
大切な要素②「記憶」
もう一つは、「記憶」です。信頼貯金のときにはよくお話をしますが、その人や会社が過去にどのような行動を行ってきたのか、そして、そこから予想される未来の状態は記憶によって決まってきます。これも論理ではありません。
どんなに論理的に正しいことを言っていても、その発言をしている人との思い出がなければ、その言葉は薄っぺらいものになってしまうでしょう。
お客様のセミナーに登壇をすると、役員の方がセミナー開催に向けた挨拶を実施することがありますが、その際にたまに「棒読み」だと感じさせることに遭遇します。
これを聞いているメンバーからすれば、「上司も心のこもっていない活動を”また”やらされる」という記憶の塗り重ねになるわけです。記憶の上書きには時間がかかります。だからこそ、それを意識して早くスタートして「本当に変わろうとしている」という記憶を新たに植え付ける必要があるわけです。
皆さんは活動を通じてこれらのことが意識できているでしょうか?
ぜひ振り返ってみてください。







