セミナーを受けるときに重要なマネジメント層の心意気【Weコラム-みんなで考える組織づくり- #7】
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セミナーを受けるときに重要なマネジメント層の心意気【Weコラム-みんなで考える組織づくり- #7】

このコラムでは、Wevoxやエンゲージメントをテーマに、これまで私達が蓄積してきた知見や考えを皆さんに伝えます。ぜひ、チーム作り・組織作り・組織開発の際の参考にしてください!

Wevoxカスタマーサクセス/Engagement Run!Academy講師の平井です。これまで多くの企業様の社内研修や、エンゲージメント活動のプログラム設計等のサポートを、各社様の推進チーム局の方々と併走してきました。

私は、エンゲージメントについて年間200以上のセミナーを行っていますが、その多くは管理職の方々が対象です。今回、そんな管理職の方々に、どのような心意気を持っているとセミナーがより有益になるのか?ということについてお伝えしようと思います。

組織が変わらないことは「所与の条件」である

200以上のセミナーを行った経験から申しますと、例外はもちろんありつつも、管理職の方々の中には、他責にする傾向があると感じています。

例えば、

  • 人事が制度改革に動き出してくれない

  • 経営層が方向性を示してくれないから私は動けない

  • どんなに私が動いたとしても会社の評価が減点評価なので、挑戦する風土は変わらない

などという声です。

このような考え方は、エンゲージメント推進までの道のりをどんどん遅くしてしまう原因になります。

エンゲージメント推進を組織の中で進めていくためには、組織が変わらないということは「所与の条件」だ、ということを理解するのが手っ取り早いと考えています。「所与の条件」は私が好んで使う言葉でもありますが、ここに込めている思いは、「組織が変わらないのはわかった。その上で、すでに与えられた条件の中でどうするのか?」を考えるほうが圧倒的に結果を出しやすくなる、ということです。

私もセミナーで登壇しながら「僕は日本人全員を変えられる気はしていない。日本の今の経済的状況を変えることもできない。だけど、セミナーを受けた人の心を変えることはできる」と、常々話をしています。それは、日本の今の経済状況や、エンゲージメントに影響する環境を所与の条件として受け入れているからです。

一人が『半径5メートル』を変える意識を持つ

上記の話で繋がってくるのが、まずは自分の半径5メートルの人を変える意識を持つということです。組織全体を変えることはできなくても、日々接している半径5メートルの人のエンゲージメントなら、その人との関わり合いや仕事のつながりの中で工夫ができることが思いつくからです。

手触り感のない500人規模の組織をイメージをしても何も変わることはありません。身近な一人ひとりの顔や表情を思い浮かべながら、「この人に対しては何ができるんだろうか?」を考え続けると、段々とエンゲージメント推進のためのコツやパターン、自分の手札が見えてきます。

組織は人の集合体です。そしてそれぞれ、生まれも育ちも、考え方も違います。これをしたら組織メンバー全員が変わる、と言う魔法の手段はありません。まずは一人ひとり、どうしたらより良く働けるようになるかをリアリティを持って考えることが、組織全体を変える第一歩になるのです。

周りの人に説明する練習があなたを鍛える

研修において、管理職の方々から「この内容を一般社員にも説明してほしい」と依頼を受ける事は少なくありません。研修をなりわいにしている身としては、非常にありがたいお言葉です。ですが、管理職の方々に対しては「ぜひご自身の口から、今日学んだことを社員の方たちに説明してほしい」とも思っています。

管理職の方々が自ら社員に説明いただくことは、2つの意味で重要だと思っています。まずは、社内に研修の内容を説明できる人が増えるということです。研修を常にセミナー講師に頼っていては、物理的に拡大できる範囲に限界があります。部署ごと、チームごとに説明できる人が増えていけば、学びはどんどん広がることでしょう。

そしてもう一つは、説明するというプロセスを進めていくと、説明する側である自分自身が内容を深く理解し、実践できるようになるということです。

人に説明をするためには、まずは自分が深く理解をすることが必要になります。また、エンゲージメントを大事にしたほうがいいと言っているのに、日々の行動の中で自分自身がそれができていない矛盾を抱えると、行動を変えようという意欲が強くなります。

3つの意識変革で学びは増える

  • 組織が変わらないことは「所与の条件」である

  • 一人が『半径5メートル』を変える

  • 周りの人に説明する練習があなたを鍛える

組織のエンゲージメント推進をする上で、今回説明した以上3つの意識を、管理職の方々にはぜひとも持っていただきたいです。これらの心意気があれば、セミナーで得られる学びも多くなりますし、必ず、チームの力も上がっていきます。

ぜひ一緒に、組織の力を引き出していきましょう!


執筆:平井 雅史(Wevoxカスタマーサクセス/Engagement Run!Academy講師)
編集:小澤 未花

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