
業界・会社を超えたコミュニティだから生まれるシナジーがある〜Engagement Run!Academyで出会った6人が「HABEES(ハビーズ)」を続ける理由〜

2001年にエンジニアとして新卒入社。2015年よりグループ内案件を担当する営業を兼務し、その後は営業専任に。2019年からは人事として組織開発に関わり、同年4月よりスタートした社内のエンゲージメント向上プロジェクトの推進役となる。2020年からは人事専任となりプロジェクトを牽引する立場になり、現在はエンゲージメント向上推進や新卒・中途採用など多岐に渡る役割を担う。

2003年に新卒で入社し、SEを5年務める。人事総務部に異動後は人財開発を中心に、2018年からエンゲージメントの推進活動にも取り組む。

2013年入会。入会後、農業制度資金に関わる業務を2年、県下JA信用事業の企画・開発業務を5年経験。現在は、総合企画部に所属し、組織の全体統制・管理業務に従事するとともに、エンゲージメント改善活動に携わる。

人材開発部で全社を対象にしたエンゲージメントサーベイと組織開発の浸透をミッションに活動。昨年度までは、資産運用ソリューション事業本部内の業務管理室という人事的なポジションで、人材育成や組織開発を担当。その経験を活かして、全社を対象とした「働きがい共創」活動の推進を担当。

2014年4月に新卒で日本ペイント株式会社自動車塗料事業本部(現:日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社)に、技術人材として入社。技術者として自動車用塗料の顧客担当に従事。その後、グループ会社での経営企画業務を経て、現在在籍の会社において新規事業であるフィルム事業に従事。2022年に経営企画部へ異動。現在は経営企画部にて企業戦略や事業戦略業務、経営の意思決定支援を担当しながら、社内のエンゲージメント有志団体を結成し、活動を牽引。

エンゲージメント活動とサーベイの導入を発案。現在はワークスタイル企画室にてエンゲージメント活動の事務局と健康経営に関する業務に携わっている。
Engagement Run!Academyを通して知り合った、異なる業界・会社でエンゲージメントを推進している6人が集まったコミュニティ「HABEES(ハビーズ)」。コミュニティ活動の一環として、月に一度のオンライン定例会や、お互いの会社訪問などを定期的に行っています。コミュニティでの活動内容をはじめ、活動を通して感じるコミュニティの強みや、今後挑戦してみたいこと、コミュニティ作りの秘訣について、6人にお話を伺いました。
※取材時(2023年11月)の部署になります。
「もっと話したい」から始まったコミュニティづくり
ーコミュニティを立ち上げたきっかけを教えてください。
坂本:Engagement Run!Academyで知り合った福澤さん、もう1人の方(現在部署異動につき、卒業)、別の機会でももっと話したいと思ったのがきっかけでした。私が2人と出会ったのは2021年の1月です。そこから半年くらい経った7月ごろから月に1回のペースでオンラインで話すようになりました。あれからもう2年も経っているんですね。
そして、その年の12月にアトラエさんでエンゲージメント合宿を開かせていただいた際、皆さんと初めて直接お会いしました。そこでやはりリアルで集まって話す機会の良さも再確認して。その頃には、山本さん、大塚さんにも声がかかっていて、だんだんと人も増えていましたね。そしてコミュニティの名前が「HABEES(ハビーズ)」に決まったのもこのタイミングでした。

ー「HABEES(ハビーズ)」にはどのような意味が込められているのでしょうか。
坂本:「HABEES(ハビーズ)」は、Engagement Run!Academyの公式キャラクター「ハビーくん」に由来しています。私たち一人ひとりが、蜜を運んで巣に持ち帰るハチのように、コミュニティで得た知見を周りに還元していくハビーでありたいという思いから、ハビーの集まる場を「HABEES(ハビーズ)」と名付けました。

オンラインとリアルを並行したコミュニティ活動
ーHABEESでは、どんな活動をされているのですか?
山本:オンラインではありますが、毎月1回は定例で集まる場を設けるようにしています。そこで、それぞれが今感じている課題を共有したり、壁打ちをさせていただいたり、内容は雑談から真剣な話までさまざまです。また、話すなかで実際にお会いしましょう、という機会につながることもあります。これまでには具体的に、お互いのオフィスを訪問したり、勉強会を開催したりしてきました。
ー定例で集まる際には、議題などを決めているのでしょうか。
大塚:基本的には、事前に議題をしっかり決めておくことは少ないです。日時だけを決めてゆるく集まるようにしています。皆さんそれぞれに自社で取り組んでいることがあるので何かしら話題はあり、話したい人が話すようにしていますね。エンゲージメントに関するテーマに限らず、個人のキャリアについて話すこともありますし、話題はいろいろです。
リアルで集まる場合は、テーマを決めることもあります。例えば先日弊社(NRI)に来社いただいた際には、HABEESの未来についてみんなで考えました。時間軸を5年後に設定して、HABEESについての新聞や記事が出るならどんなものにしたいかを具体的に共有しあい、そこから対話をするワークを行いましたね。

坂本:リアルでの会話は、よりコミュニティの良さを実感することが多いですね。2021年12月、その1年後の2022年、2年連続でエンゲージメント合宿を開催しましたが、リアルで会うと皆さん一人ひとりの熱量をいつも以上に感じて良い刺激を受けます。その場の空気感もあいまってか、より良いアイデアがどんどん浮かんでいきました。
孤独を感じやすいからこそ、励ましあえる場所
ーHABEESがあってよかったと感じることがあれば教えてください。
角倉:私はまだHABEESに入って日が浅いのですが、安心して帰れる場所があるというのは自分にとってとても心強いなと感じています。人事の仕事やエンゲージメントの推進に携わっていると、どうしても孤独に感じてしまったり、できていないところばかりに目を向けてしまったりするときがあって。そうしたときに、気軽に相談できる場所があって、外からの視点や的確なアドバイスをいただけることに安心感があります。固定のメンバーでゆるく集まっているということもあって、本当に相談しやすいですね。
山本:僕も、自社内の業務に追われて閉塞感や孤立感を抱いてしまっているときに、このコミュニティに参加することで気持ちを切り替えることができています。皆さんフラットに接してくださり、共有いただく内容も刺激になるものばかりでモチベーションにも繋がっていますね。
大塚:皆さんおっしゃる通りで、僕もサードプレイスとして居心地がいいっていう表現が1番しっくりくると感じています。社内でも同じようなコミュニティを作っているのですが、社内には暗黙の風土や制度があるので、社外の人とのコミュニティとは前提が違っていて。皆さんそれぞれにいろんなサードプレイスがあっていいと思うのですが、自分にとっては大事な場所の1つになっていますね。いつも、仕事を進めていくなかでのヒントや刺激を得られる場所になっています。

ー皆さんの仲の良さや信頼関係もすごく伝わってきます。
坂本:皆さん仲がいいのですが、ただ仲がいいだけではないところが良さだとも思っています。この間はほっそん(細山田さん)とふくちゃん(福澤さん)が気づいたら2時間くらい熱く語っていましたね。
角倉:同じ時間を過ごしていても、感じていることは全然違います。それぞれの会社さんが抱えている事情をお聞きするなかで、自分の中にはないものを得られて視野も広がりました。コミュニティの強みや、仲間がいる意味をすごく実感する場所だなと思っています。
坂本:私自身、HABEESの集まりがきっかけでたくさんのことに気づかされました。特に印象的だったのは、「エンゲージメントを高めるというより、むしろWell-being(ウェルビーイング)を追求したほうがいいのではないか」と忖度なく伝えてくれたことでした。それをきっかけにWell-beingにも意識を向けるようになったので、自分の中での大きな転換点にもなったと感じています。
福澤:情報を得られることももちろんですし、自分の仕事を見直す機会にもなっています。同じくエンゲージメントに取り組むメンバーの話を聞いて、自分が力を入れられているところを再確認したり、逆に自分がまだまだ足りていないところに気づけたり...。客観的に自分の業務を振り返りながら、皆さんに喝を入れてもらっているようなところもあるかと思います。
特に私の会社ではエンゲージメントの推進担当は数人なので、HABEESの皆さんが壁打ち相手になってくれるのはとてもありがたいんです。皆さんと話すなかで勇気づけられることも多かったです。

エンゲージメントに取り組む6人ならではの信頼関係と学び
ー「HABEES」というコミュニティならではの良さがあれば教えてください。
細山田:コミュニティだからこそ、育むことのできた関係性があるようにも感じています。適切な表現かどうかは分からないのですが、学生時代までと比べると、大人になってできる友達って少ないと思っていて。そうしたなかで、エンゲージメントについてより良くしていきたい、と同じ方向を向いて話しあえる、ある種友達以上でもあり、仕事の関係性ほど堅すぎない距離感ができていると思っています。
坂本:例えば、まだ距離がある段階だとどうしても称賛や励ましで終わってしまうところもあると思います。ただ、コミュニティの中でお互いをより知っているからこそ、ちゃんと伝えるべきところは伝えるという関係性ができているのは良いなと思いますね。
福澤:お互いの立場や背景を理解しているからこそ、一歩踏み込んで伝えあえる場所にもなっているような気がします。
細山田:また、エンゲージメントについて向き合っている人たちが、コミュニティという「チーム」を形成していることそのものからも学びが多いですね。HABEESのあり方を通して、個人の力とチームの力の相乗効果も体感しています。
自分たちがわくわくすることを想像し続けた先で、シナジーを生むために
ー今後、皆さんでチャレンジしてみたいことはありますか。
細山田:先ほどの話にもあった、5年後の未来を描くようなワークでも、社会に対して何かしらのアウトプットをしたいという意見や、帰る場所でありたいという意見など、さまざまな未来をみんなで話していました。
ここからは個人の意見になるのですが、私としては、助けを求めている誰かにHABEESとしてのバリューが何かしらの形で寄り添えるのではないかと思っています。それがどういったものになりうるかは、別になんでもいいんだと思います。もちろん、それぞれの仕事や事業活動の中に還元されていくことも1つの形かなと。それを想像し続けることは、苦にならない程度に続けたいなと思います。このメンバーだったら何かしらできるんじゃないかなとも思っていて。
角倉:誰かがやろうと言ったことに対して、面白がって聞いてくれる人たちばかりだと思っているので、小さなチャレンジはたくさんできそうですよね。ここに集まっているメンバーが掛け合わさってシナジーが生まれるということが、中にいる自分自身が楽しいのはもちろんですし、周りの人にも良い影響を与えていくのかなとも思っています。
以前、Engagement Run!Academyの横山さんの話を聞いて音声コンテンツも面白そうだなと思っていました。皆さん言語化能力が高くて、人の心に届く言葉をいつも話されているのがすごく印象的なので、このメンバーならその輪を広げられそうだなと。

坂本:私も、何かしら形に残したいと思うようになってきましたね。今アトラエさんでもプチ交流会をされていますが、それと似たような形式で、興味のある方が足を運べてリラックスできる場所を作ることも楽しそうだなと思っています。企画次第では、展示やイベントなども...と想像が広がっています。
継続の秘訣は、「参加したい」と思える場づくり
ーHABEESがコミュニティとして継続できているのは、何か理由があるのでしょうか。
山本:僕自身、あまりこうしたコミュニティに参加するタイプではなかったのですが、HABEESには、そんな僕でも気兼ねなく参加できる空気感が作られていたのが大きかったです。明確な目的があるというよりも、好きだから集まっているという感覚があるので、それだけで参加する意義が認めれているような気がしています。コミュニティへの参加のしやすさが継続にもつながると思うので、そこもポイントなのかなと。

福澤:自分も、皆さんと話す時間が楽しいというのが1番の継続理由ですね。自分の活動に自信が持てず苦しい時期もあったのですが、そういうタイミングでもHABEESの存在に勇気づけられていました。そのことが参加への原動力にもなっていたと思います。
きっとゆるさも大事だったのかなと。誰かがテーマを持ってこないといけない、ではなく、とりあえず集まる、という雰囲気が気楽に続けられた理由かなと思います。あとは当たり前なことではあるのですが、次の日程調整を途絶えさせないことも継続のポイントかなと思います。HABEESでは、よく定例会が終わったらすぐに坂本さんが次の日程調整をしてくれていて。
坂本:決して閉鎖的に作り上げたものではなかったのですが、皆さんが居心地よく続けられる人数でできたこともよかったのかなと思っています。なんとなく話してみたいと思った人に声をかけて始まったコミュニティだったのですが、皆さんと話していくうちにこうした場所になったらいいなというものが少しずつ見えてきて。結果的にこの規模になったことも、心地よく続けられている秘訣なのかなと思います。
ー今後、新たにコミュニティをつくりたいと考えている人に向けて、メッセージはありますか。
大塚:コミュニティ活動の始め方は、HABEESのように1人ずつ増やしていくというやり方もあれば、広く周知して興味のある方に参加してもらうというパターンなど、いろんな方法があると思います。HABEESは一例でしかないのかなと。
そのうえで、私もHABEESの大事なポイントの1つには、「無理せず続けられるところ」があるのかなと思っています。ただ、いろんなコミュニティがあっていいとも思います。結果にコミットしてどんどん施策を推進していくコミュニティや、ただ情報共有しあうことに重きをおくコミュニティなど、色が出てくると面白いのかなと。増えてきたら、コミュニティ同士でつながると、また新しい色も生まれそうですよね。
細山田:コミュニティの数が増えていく場合に加えて、1つのコミュニティが大きくなっていく場合も考えられると思います。メンバーを増やしていく際、基本的には来るもの拒まずでいいのかなと。ただ、コミュニティのビジョンに共感していることは1つのポイントになりそうです。一定の誠実性がないと、風紀はすぐに乱れてしまうのかなと思います。
また、人数が多くなったときにコミュニティを運営する側と参加する側に別れてしまったら、維持することが難しくなるのではないかと思っています。いわゆる「やらされる側」が生まれてしまうからです。参加するみんなが常にコミュニティリーダーであることが大事だと思っているので、みんながリーダーシップとフォロワーシップを行き来できる状態がベターなのかなと思います。このあたりがコミュニティづくりの難しいところでもあり、面白いところでもあるのかなと。

ーコミュニティや他者との交流活動への参加に迷っている人に、伝えたいことはありますか?
角倉:私自身、参加する前は、皆さん崇高な議論を繰り返しているのでは、と勝手にイメージしていました。しかし参加してみると、柔軟性を持って面白いことを肩肘張らずやっていると分かり、そこが居心地の良さに繋がっている気がしています。ですので、コミュニティに参加するハードルを高く感じている人がもしいたとしたら、コミュニティの外と中では見え方が違ってくる、だからこそ恐れず参加してみてほしい、とお伝えしたいですね。
私もそうだったのですが、参加しただけで満足してしまうのではないかと懸念している人もいるかもしれません。それはEngagement Run!Academyも同じで、受講しただけでアクションになかなか繋がりにくいときもあると思います。そこは自分自身の戒めとしてもですが、得られたものや生まれたシナジーを自分の会社にも持ち帰りたいと常に意識しておくというのはポイントなのかもしれません。私も、メンバーに入れていただいた以上、これからもできるだけ多くのことを自社内、HABEES内の両方に還元していきたいなと思います。
福澤:エンゲージメントに取り組む人の中には孤独に感じやすい立場の人も多くいらっしゃるのかなと思います。だからこそ、この人と話してみたいなと思う人がいたらまずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。








