エンゲージメント活動を支える表彰制度〜現場で活きる実践知を共有!2社によるパネルディスカッション〜【Teamwork Sessionレポート】

エンゲージメント活動を支える表彰制度〜現場で活きる実践知を共有!2社によるパネルディスカッション〜【Teamwork Sessionレポート】

応用地質株式会社
陣内 龍太郎氏
陣内 龍太郎氏
応用地質株式会社
執行役員

1990年に応用地質株式会社に新卒で入社し、地盤調査に関わる技術者として約30年間従事。その間、勤務地は新潟、長崎、千葉、高知、大阪、福岡、埼玉と各地を転々としつつ、広く職員の不平不満を知ることに。その後2020年に本社経営企画本部に異動する。現在は、本部長として会社運営の企画立案に悩みながら、活動開始期よりエンゲージメント活動事務局として従事する。

谷口 友理氏
谷口 友理氏
応用地質株式会社
経営企画本部企画部

2021年に応用地質株式会社へ新卒入社し、経営企画本部 企画部に配属。エンゲージメント向上に向けた運営に専従する形で、社会人生活がスタート。2021年9月からはWevoxが手がけるエンゲージメントを学ぶアカデミーEngagement Run! Academyに参加。現在は、会社の運営に関する様々な業務に携わりながら、エンゲージメント推進活動における事務局を担当。推進活動の環境を整えながら、経営層との連携を担っている。2023年4月にTeamwork Sessionにて登壇。

鈴木 謙一氏
鈴木 謙一氏
NECネッツエスアイ・サービス株式会社
管理本部 本部長

1999年にNECネッツエスアイ・サービス株式会社 東北(仙台)へ中途入社し、約15年間地域で自治体、官公庁を中心とした情報通信システム構築のプロジェクトマネージメント、設計、構築に従事。2004年 新潟県中越地震時に新潟に赴任、2011年 東日本大震災時に仙台に赴任しており、それぞれの災害における復旧作業の陣頭指揮をとる。2015年本社へ移動、本社地区事業部門の部門長を歴任し新規事業拡大などに奔走したのち、2023年4月同社の管理部門に着任、現在は管理本部長をつとめる。自ら事業部門とスタッフの架け橋となりエンゲージメント向上を含めた、より良い会社づくりを目指している。

柳澤 涼子氏
柳澤 涼子氏
NECネッツエスアイ・サービス株式会社
総務部 主任

1998年にNECネッツエスアイ株式会社へ新卒で入社し、結婚、出産を経て2008年にNECネッツエスアイ・サービス株式会社へ入社。約20年技術部門の事務を担当し、2022年に総務部へ異動。2023年よりエンゲージ事務局メンバーとなり従業員への発信やイベントの企画を担当している。2021年にがんを罹患し、現在は地元福岡で治療を受けながら、毎月テレワーク・福岡天神オフィス・東京本社を行き来した勤務を行っている。

Wevoxの活用事例を学び合うユーザー参加型イベント「Teamwork Session」。これまでは各社様の活動についてフォーカスしてきましたが、今回は応用地質株式会社様とNECネッツエスアイ・サービス株式会社様が実施している表彰制度についてお話しいただきました。2社の想いが大きく反映された表彰制度の違いにご注目ください。

本日のテーマは「エンゲージメント活動を支える表彰制度〜現場で活きる実践知を共有!2社によるパネルディスカッション〜」です。最初に、応用地質株式会社様からどうぞよろしくお願いいたします。

谷口:応用地質株式会社は「人と地球の未来にベストアンサーを。」という経営ビジョンの元、主に3つの領域で事業を展開している技術系の会社です。世間では建設コンサルタントと呼ばれている業種になります。

上記のように、防災・インフラ事業では、地震や豪雨などの災害前後の調査、トンネルや道路などのインフラ施設の点検などを行っています。環境・エネルギー事業では、洋上風力発電に必要な海底地盤の調査、災害の後に出てくる廃棄物をどうやって処理するかの計画や、自治体の支援などを行っています。国際事業では、海外の子会社が様々な計測機器を開発しており、世界中にその機器を販売したり、その機器を用いた地盤調査を実施したりしています。エンゲージメント活動は当社グループのうち応用地質の単体で行っており、全国にいる約1300名で取り組んでいます。エンゲージメント活動の事務局は、経営企画本部の私谷口と上司の陣内さんが担当しています。私が新卒入社4年目、陣内さんが本部長ということで、私が主に社員目線で、陣内さんが会社目線で意見交換を行いながら、社員と会社が共に嬉しくなるwin-winの関係を目指して推進しているところです。

より良い表彰制度のため、社員の反応を見ながら応募条件を改善

弊社のエンゲージメント活動は、所属するチームや組織での改善活動を推進する形式をとっています。ここでのチームは、部署や拠点が同じグループのことを指します。1チーム5〜20人ほどで構成されていて、現在108チームあります。このように小分けにして活動をお願いしている理由は、その方がそれぞれの状況や事情にあった改善につながりやすいためです。また、チームでの活動を推進するにあたって、もう1つの大きなグループとして事業部・本部単位での改善活動も推奨中です。弊社の表彰制度では、この現場チームと事業部・本部単位での改善活動に対する表彰を行っています。表彰制度を行う理由には、主に3つあります。1つ目は、改善に向けて活動していることそのものを称えたいということ。2つ目は、取り組みを可視化して好事例を横展開し、広げていきたいということ。3つ目は、会社の重要な取り組みであるということを社員の皆さんに広く知ってほしいということです。

表彰式は、応募条件を変えながらこれまでに3回開催しました。応募条件は年度ごとに高度になっていると感じています。初回の22年度は、水色の線で示したように、改善活動を実施していることを主な条件としました。2回目の23年度は、オレンジの線で示したように、改善活動によってメンバー自身がプラスの変化を実感していることを条件に加えています。23年度は4チームを表彰する予定でしたが、エントリーが11チームと多かったこともあり、委員会で話し合った結果、応募があったチームは全て入賞ということになりました。24年度は、メンバー自身がプラスの変化を実感していて、そしてそれがスコアにも現れているチームを表彰するため、スコアにプラス1以上の変化量があるかどうかを応募条件に追加しました。24年度は、応募があった全てのチームを入賞する予定で最初から設計していたのですが、選んだ方がいいのではという声もあり、総合賞ということで、事業部・本部単位で活動している組織から選定して表彰することとなりました。なお、エントリーがあったチームの活動内容は、コミュニケーションを大切にし、相手の意見を受け止めるといった姿勢を重視しているものが多いです。表彰式は1月の経営方針の発表後に行っており、社長から表彰状と副賞の授与をしてもらっています。この取り組みによって年々改善活動が広がっていることを実感できるため、すごく嬉しく感じています。応募条件やチームの入賞数の選定については毎年悩んでいますが、次回も開催したいと思っているので、また考えていきたいなと思っている状況です。

谷口さんありがとうございました。では続いて、NECネッツエスアイ・サービスの柳澤さんお願いします。

柳澤:NECのグループ会社であるNECネッツエスアイ・サービスは通信関係を担っており、652名の従業員が在籍しています。弊社では、「通信インフラの設計、施工、保守サービスを通して社員一人ひとりが成長し私達が関わる全ての人々の幸せとより快適で便利なコミュニケーション社会の実現に貢献します」を経営理念に掲げており、この経営理念を実現するための働きやすい職場作りを目指して、Wevoxを活用したエンゲージメント活動に取り組んでいます。

エンゲージメントの浸透を促進するために表彰制度を実施

まず、昨年度から始めた弊社のエンゲージメント活動についてご紹介させていただきます。弊社では、Wevoxのアンケートの最後に設問を設け、毎月エンゲージメント活動のアイデアを募っています。そして、取締役の長尾が全てのコメントを確認し、社長を含めた経営幹部が返信コメントの検討を行った後、経営幹部からの回答を全従業員が閲覧できる社内サイトに掲載しています。従業員コメントのうち改善対応が必要なものについては、役員・経営幹部から直接専門部門へ依頼してもらっています。

この1年で実現できたことはたくさんありますが、特に従業員から好評だったことは、住宅補助の引き上げと個別ブースの設置です。弊社の事務局は役員、管理本部長、人事部、総務部と幅広いメンバーで構成されているため、全社で横断的な対応が必要な課題についても比較的スムーズに解決できていると感じています。また、昨年度からはチームごとに活動目標を立てての活動も開始しました。弊社はテレワークや事業所以外の勤務者も多いため、定期的に社内イベントを企画し、交流を図っています。しかしながら、エンゲージメント推進員を立て、社内で様々な取り組みが始まったまでは良かったのですが、全社にエンゲージメントという言葉が浸透していないことに課題を感じていました。また、誰もが働きやすい職場を望んでいるにも関わらず、自ら動くのは気恥ずかしいと感じている人が多い状況だったため、エンゲージメントに対する取り組みが社内で評価される仕組みを作りたいと考え、経営幹部へ表彰式の開催を提案しました。エンゲージメント活動を楽しいと感じてもらえるよう、反省する場ではなく推進員を称える感謝祭になるよう計画を行いました。

評価には5つの基準を設けて、Wevoxのスコアなど定量的な基準だけでなく、活動内容を従業員投票するなど、定性的な内容も評価基準に加えました。また、より多くの推進員に達成感を味わってもらえるよう、5つの評価基準の項目別でも結果発表を行いました。こうして表彰式を開催した結果、エンゲージメントという言葉を社内へ広く浸透させることができたと感じています。

今年度の活動についてですが、弊社は同規模、同業種のベンチマークより少しだけ高いスコアをキープしています。そもそも通信インフラ業界自体、支援・人間関係のスコアが高めではあると思いますが、私も支援と人間関係が自社の強みであると感じています。今年度は課長級が推進者となり、チームの関係性強化を目標に掲げ、52のチームに分かれて活動を行っています。上期は97名の課長級を対象にエンゲージメント研修を実施しました。下期は毎月エンゲージメント定例会議を開催し、推進員に各チームの目標や取り組みについて発表してもらっています。今年度も新しいアイデアが発表されているので、2025年3月の表彰式が楽しみです。

最後となりますが、私は、エンゲージメントを「働きやすい職場環境の土台作り」だと考えています。エンゲージメント事務局の役割は、社内のエンゲージメントギアが潤滑に動くよう支援することだと思いますので、NECネッツアイ・サービスは働きやすい職場作りに向けて、今後もギアを上げていきます。

ありがとうございます。今回のテーマは表彰制度ですが、実施するにあたって、最終的な意思決定の際に考えていたことや、意識されたことがあれば教えてください。

陣内:無関心層や、経営層の中でもこういった活動の必然性を感じてない方がまだまだいる中で、本社が主導でやるということもあり、どうしても一部の人だけで盛り上がっている印象を現場サイドに与えてしまう部分はありました。ですので、どこまでやるべきなのかという点でかなり躊躇していたのですが、とにかくやってみないと反応は見えませんし、皆さんもエンゲージメントが何かをよく分かってない中でどういう反応があるかというのも想像できなかったので、あまり評判が良くなければまたやり直そうという気持ちで始めました。その結果、職員の方には表彰をとても喜んでもらえたり、社長含む経営層は表彰を実施することにほぼ抵抗がなかったりと想定外の反応をもらえたので、やって良かったなと思っています。

鈴木:表彰をやりたいという話は以前から経営層に伝えていたので決定事項ではあったのですが、どのように、どういう項目で表彰しようかと悩んでいました。弊社では月1回推進の報告会議を実施していますが、その中に結構な頻度で活動における影の立役者のような人がいるんですよね。ですが、「あの人がこんなことをやってくれた」といった報告は結構もらうものの、そういう本当に頑張っている人はあまり表だって我々の目には見えてこないんです。あとは、ハードな仕事をやっているのに、どうやってエンゲージメント活動までやってくれているんだろうと思うような人もいまして、そういった人たちに対して評価、やりがい、達成感を感じてもらうためには、過度な競争にならない程度にエンゲージメント活動で競い合う場を提供すると盛り上がるのではと考えました。そういう観点で色々と考えいくと、柳澤からも良いアイデアが出てきたんですね。先ほども説明があったとおり、Wevoxのスコアだけではないポイントに着眼して活動の評価をするといったところを心がけながら進めました。ですので、私自身、意思決定というものはあまりなかったかなというのが正直な感想です。ちなみに、頑張りを評価された社員からは「全社向けに発表してもらい、褒められたことが嬉しい」という言葉をもらえました。普段は大人しそうにしていても、スイッチが入ると頑張るタイプの子なんだなと新たな発見もあった表彰式でした。

表彰制度や表彰式があったからこそ見えた従業員の皆様の新たな一面もたくさんありそうですね。続いて、ここだけの裏話や、表彰制度・表彰式関連で印象的だった出来事があれば教えてください。

陣内:経営層に「表彰をやらせてください」と伝え、その後表彰対象者を決めましたが、そのまま進むかなと思いきや「どういう基準で決めたんだ」など色々な質問を受けました。それが「実は気にしているんだな、じゃあどんどん進めちゃえ」と思うきっかけになったという背景がありますね。

鈴木:どういう項目で表彰するかに関してはかなり議論しました。ただ、こういうポイントで評価したいということに関しては社内でも異論が出ることなく、事務局で決めたようにやっていいよと心強い後押しをしていただいたこともあり、順調に進められたと思っています。表彰については推進員による投票で決定しましたが、事務局が「結構いい投票数を稼ぐだろうな」と予想していたチームが意外と伸びなくて。多くの推進員が悩んでいるようなテーマを、自分たちの見立てでコツコツとやっている活動の投票数が高かったという結果がありました。ですので、あまり難しいことをやるよりも、みんなで悩みやエンゲージメント向上において直面している課題などを話し合いながら解決していくような活動の方が、エンゲージメントを上げる効果があるのかなと感じた次第です。あとは、最優秀賞を取ったチームのWevoxのスコアがあまり高くなかったんですね。そんなこともあり「ここに最優秀賞をあげていいのか」と言われたのですが、我々が「大丈夫です、中身がしっかりしてますから」と言い切って最優秀賞にしたというような話もあります。

表彰の特徴としては、審査する方が良いと思ったチームに投票するものだと思いますが、どのような基準で投票されていたのでしょうか?

柳澤:弊社では20人の推進員に投票してもらったのですが、小さなことだけど自分たちが気付いていなかったことに共感を得たという人が一番多かったです。あとは、投票となると自分の本部を応援したくなるのか、自本部に投票する方も多かったと感じています。弊社の中でスコアが低かったチームが優勝した背景には、「あんなに過酷な部門なのにエンゲージメントを頑張っている」という票も一定数あり、こちらもまた応援したい気持ちが働いたのだと思います。

では続いて柳澤さんと谷口さんへのご質問です。お二方は経営への打診や実行の部分たくさん担当されてこられたかと思います。表彰制度をやってみて良かったこと、嬉しかったこと、感動したことがあればお聞かせください。

谷口:特に嬉しかったのは、事務局が把握していたチーム以外からもエントリーがあったことにより、活動の広がりを実感できたことです。全108チームもあり、接点を持つことが難しい状況もある中で、チームメンバーが自らエントリーしてくれたり、各事業部・本部の委員がチームにエントリーしてはどうかと声掛けしてくれたりしたおかげで、私自身が認識しきれていなかった部分を知ることができました。各チームが自分たちで考えた活動内容が実際の改善につながっている様子をエントリー内容からも読み取れましたし、そうした取り組みをしてくれている人たちが社内にいることを知り、心強く感じました。

柳澤:弊社では2年前からエンゲージメント活動を行っていたのですが、悲しいことに、仲良しの同僚からですら「そんな業務をやってたんだね」と言われるほど浸透していない状態だったので、表彰式を開催したことで社内にエンゲージメントという言葉が浸透したことが嬉しかったです。また、それによってエンゲージメントを異物と感じる人や、本質を理解せずに批判する人も減りました。関心を持ってくれる・理解してくれる人が増えたことも良かったと感じています。

先ほど陣内さんと鈴木さんにもお伺いしましたが、是非お二方からも、ここだから言える失敗談や次に生かしたいことがあれば教えてください。

谷口:弊社は特に、応募条件や受賞の選定について毎回悩んでいますね。2回目の開催時に、入賞チームを選ぼうと思ったものの選べなかったという経験があります。4チームを表彰予定としている中11チームがエントリーするという嬉しい結果だったのですが、設計の甘さもあり、受賞チームを4チームに絞ることができませんでした。すでに改善活動をしていること、メンバーがプラスの変化を実感していることを応募条件に掲げていたので、すでにその条件をクリアしているチームが11チームあり、それをクリアしたチームからさらにどう絞るかという点ですごく悩みました。15人ほどの委員会で話し合った結果、全チームを入賞にしたのですが、選んだ方がいいんじゃないかという役員の声や、実際にエントリーした一部のチームからも「選んでほしかった」という声があったため、悩ましく思っていました。3回目は初めからエントリーがあったチームは全て入賞とするという設計で案内を出しました。ですが応募条件は前回よりも少し厳しくして、スコアが上昇していること、改善活動やメンバーの気持ちを書いてもらうレポートを前回の200文字から400字に増やしてみました。そんな中、役員からは「表彰式なんだから特にいいものを選んでいくべきだろう」という声が上がったため、総合賞を別途設けて事業部・本部単位で1組織を選定する形式をとりました。しかし、スコアを条件に追加したらしたで、今度は「スコアを重視しているんじゃないか」という声が上がりました。これに関しては、これまで事務局が「スコアはあくまでも参考値で、スコアだけで良し悪しは判断しません」と社内に伝えていたことが理由と考えています。応募時期に忙しさが重なってスコアが下がってしまった、活動はしていたけれどスコアはプラスになっていない状況も実際にあり、このままの応募条件では社内の立派な事例が十分に可視化できないなと思っているので、ここは改善が必要だなと感じています。

柳澤:私は、事務局の中で「表彰をやりたい」となんとなくは伝えていたのですが、事務局に入ったばかりで自信がなかったため、それを経営幹部に伝えるタイミングが遅くなってしまったことが一番の失敗だと感じています。昨年は3月13日に開催だったにもかかわらず、経営幹部に伝えたのは1月中旬で、それから会議室探しを始めました。ギリギリだったので会議室が見つからず、最終的には立派なホールを借りることになり費用が大きく嵩んでしまいました。また、昨年は1年目だったということもあり、自分で何でも頑張らないといけないと気負い過ぎていましたし、自分のギアをあげることがベストだと考えていました。ですが今回エンゲージメントを勉強して、業務というものは自分だけが頑張るのではなく、仲間のギアを少し借りるだけでも安全かつ安心に加速できるということを学びました。今年度の表彰式は、自信がない時こそ大きめに声をあげて、仲間の力を借りて計画していきたいです。

ありがとうございます。谷口さんからNECネッツエスアイ・サービス様に聞いてみたいことがあれば、お願いいたします。

谷口:最新の表彰制度の判断基準をどうするか悩んできたとき、アトラエさんが運営している「DIO」で、NECネッツエスアイ・サービスさんの表彰制度の事例を参考にさせてもらいました。貴社もスコアの扱いについても悩まれているとのことですが、スコアやスコアの変化量を評価軸に入れた背景、また、スコアが入っていることについて社員の方からの反応があれば教えてください。

柳澤:スコアを評価軸に入れた一番の理由は、定性的な評価をしたいと思いつつも、数字で結果を出したチームは評価したかったからです。スコアだけしか見ないのは良くないとは思いますが、スコアでの評価は誰しもが納得できる指標だとも考えています。スコアは見なくていい気にしなくていいと言いつつ、気にしてほしい気持ちもあったので、スコアを評価軸に入れることにしました。弊社はスコアで評価されるのが当然だと考えていたので、「逆にスコア以外で評価してくれるの?」というような反応はありましたが、スコアで評価したことに対しての異論はありませんでした。

鈴木:補足させてもらうと、スコアが高いチームはスコアが高いことを誇りに思っているんですよね。そういったチームのスコアを無視すると白けさせてしまうかもしれないので、両面で見てあげないといけないという想いがありました。

柳澤:今度は私の方からお聞きしたいのですが、表彰を実施する上でのこだわりのポイントなどはありますか?

谷口:2回目から、メンバーがプラスの変化を実感しているかという応募条件を追加したことです。エンゲージメント活動をしていると、活動に取り組んではいるけど効果が実感できないとか、この取り組みで本当に意味があるんだろうかみたい反応をもらうことがあります。ですが、この改善活動はメンバー自身にもプラスの影響があって、それが会社にもプラスの影響になるという取り組みであってほしいと思っていますし、そういう取り組みにしていきたいと考えています。ですので、ただエンゲージメントスコアを上げていくことを目指すのではなく、メンバーがプラスの変化を実感できる取り組みを推進していきたいという想いからこの応募条件を追加しました。この表彰制度をきっかけに、チーム活動を通してプラスの変化を感じている事例を募集して、好事例として横展開していくことで、エンゲージメント活動が意味のある活動として広がっていくといいなと思っています。

ありがとうございました。最後に皆様へのメッセージをお願いします。

谷口:みんなが健康で楽しく働ける場所がどんどん増えていくことを願っていますし、Engagement Run! Academyでお世話になっている皆さんとも知恵や経験を共有しながら、今後も一緒に頑張っていきたいなと思っています。よろしくお願いします。

陣内:エンゲージメント活動というのは終わりがないと考えていますが、いつか終わりが来るんだと思える日が来ればいいなと思っています。皆さん今後ともよろしくお願いします。

柳澤:会社の社員を褒めることはあっても、自分自身は社員に迷惑になっているんじゃないかとか迷いがある中で、今日こうやってご視聴いただいた方に温かいメッセージをいただいて、何より私が本当に励みになり、力をいただきました。ありがとうございました。

鈴木:まだまだ我々のエンゲージメント活動も課題が山積みです。ですがまだまだ伸び代がたくさんあって、くじけることなく継続することが大事だなと信じて続けていく所存です。皆さんと共に、時折皆さんのアドバイスをいただきながら活動を活性化していきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

<編集部コメント>
表彰の内容は異なりますが、どちらの企業も「会社をより良くしたい」という熱い想いが伝わる印象的な事例でした。自社で表彰制度の導入を検討されている方は、ぜひ今回の事例を参考にしてみてください!

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