
ウェルビーイングとは?組織にもたらすメリットや高めるコツを解説
ウェルビーイング(Well-being)とは、「身体的、精神的、社会的にすべてが満たされた、持続的な良好な状態」を指す概念です。単なる病気でない状態や一時的な幸福感(ハピネス)ではなく、より包括的で持続的な幸福を意味します。
主な構成要素には、ポジティブな感情、何かに没頭すること、良好な人間関係、生きる意味、達成感などがあります。
近年、個人の心の豊かさや社員の創造性・生産性向上の観点から、企業経営(ウェルビーイング経営)や社会全体で重要性が高まっています

新卒から人事畑ひとすじ23年、制度設計から採用、育成、労務、果ては部下の恋バナ相談まで(?)幅広く経験。前職では人事部長として"長く活躍できる組織"を目指し、社内外から「人事の相談役」と呼ばれるように。現在はアトラエで"エンゲージメントプロデューサー(自称)"としてクライアントの組織づくりを支援しつつ、自社のエンゲージメント向上にも燃える毎日。牛丼を食べながら組織の未来を考えるのが至福の時間。口癖は「ごめんごめん、実はさ...」。ちなみに最近の悩みは「Z世代との絶妙な距離感」。
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箇条書き
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引用:Wevoxの資料より
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ウェルビーイングとは?
ウェルビーイングとは、心と体の両方が健康で、さらに社会的にも満たされた状態にあることを指します。病気でないというだけでなく、いきいきとしたやりがいや幸せを感じ、人間関係にも満足している状態のことです。
職場においては、社員一人ひとりのウェルビーイングが高いと、仕事への意欲や生産性の向上が期待できます。社員が心身ともに健康で、安心して能力を発揮できる環境を整えることが、企業の持続的な成長にとって重要になります。
ウェルビーイングがもたらす職場へのメリット
職場にウェルビーイングが広がると、企業にとって多くの良い効果が期待できます。まず、従業員の満足度が高まり、仕事への意欲や集中力が向上します。これにより、一人ひとりの生産性が上がり、組織全体の業績アップに繋がるでしょう。
また、心身ともに健康な従業員が増えることで、休職や離職が減り、優秀な人材の定着が期待できます。さらに、「従業員を大切にする会社」という評判が広がることで、企業のイメージが向上し、新たな人材の採用もしやすくなります。
ウェルビーイングへの取り組みは、従業員と企業の双方にとって大きなプラスとなるのです。
ウェルビーイングを高めるには?
ビジネスでウェルビーイングが高い人は、仕事へのエンゲージメントと良好な人間関係を両立させている傾向があります。自分の仕事に意味や情熱を見出し、積極的に関わることで充実感を得ています。また、上司や同僚と信頼に基づいたポジティブな関係を築き、心理的安全性の高い環境にいることも重要です。
加えて、業務に対する自律性や裁量権を持ち、仕事を通じて成長を実感できる人もウェルビーイングが高くなります。これらの要素が、仕事の満足度とポジティブな感情を高める鍵となります。
自分の強みをしっかり使い、活躍している人ほどウェルビーイングが高い傾向にあると、才能パーソナルトレーナー/ファシリテーターの中村勇気氏が語っています。
この他にも、強みについては様々な角度から研究が行われており、強みをしっかり使っている人ほど、積極性やウェルビーイングが高くなったり、自分が取り組んでいることが天職だと思えるような感覚が強くなったり、想像性や問題解決能力が上がりやすい傾向にあります。
引用元:エンゲージメントを落とす「3つの罠」とエンゲージメントを高める「2つのコツ」

ウェルビーイングが注目される背景
近年、ウェルビーイングが注目されるようになった背景には、働き方の多様化と価値観の変化があります。かつては長時間働き、経済的な豊かさを追求することが一般的でした。
しかし、今では仕事とプライベートのバランスを重視し、心の豊かさや自身の成長を大切にする人が増えています。また、少子高齢化による人手不足も大きな要因です。
企業にとって、従業員に長く健康に働いてもらうことは、重要な経営課題となりました。従業員の心と体の健康を支え、働きがいのある環境を整えることが、企業の持続的な成長に不可欠だと認識され始めたのです。



ウェルビーイングとエンゲージメントの関係
ウェルビーイングとエンゲージメントは、従業員の働きがいと組織の成長に不可欠な要素であり、相互に高め合う密接な関係にあります。
ウェルビーイングは従業員の心身が健康で、社会的にも満たされた幸福な状態を指します。一方、エンゲージメントは仕事に対する熱意や貢献意欲、没頭度合いを意味します。
この二つは「鶏と卵」のように、一方が高まることで、もう一方も向上する好循環を生み出します。例えば、心身が健康で充実している状態(高いウェルビーイング)であれば、仕事へのエネルギーが湧き、エンゲージメントが高まりやすくなります。逆に、仕事にやりがいを感じ、熱中している状態(高いエンゲージメント)は、自己肯定感や幸福感を高め、ウェルビーイングの向上につながります。
このように両者は車の両輪のような関係であり、企業が生産性を高め持続的に成長していくためには、双方を高める視点での環境整備や施策が不可欠です。
日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社でエンゲージメントをテーマに活動する社内コミュニティ「Engagement for Employee(EFE)」では、ワークショップを通じてウェルビーイングやエンゲージメントについて考える時間を取っています。
“そこで、何か、達成感ややりがいを感じながら働くことはできないかと思って参加したのがEFEのワークショップでした。ワークショップを通じて、ウェルビーイングやエンゲージメントについて学んだり、この会社で働く目的について考えたりすることが増えました。”
参考記事:







記事監修者

2013年からライターとして活動。DIOの立ち上げ時から企画・運営を担当。300社を超えるWevox導入企業への取材を通して、エンゲージメントや組織づくりのストーリーを届けている。「わたしたちのエンゲージメント実践書」(日本能率協会マネジメントセンター)のブックライティングも担当。











